ビットコインの週末相場は、先週の大底割れ懸念を回避し、回復へと向かっています。
月足で陽線になるような位置まで戻ってきており、今週の動き次第では、
3月以来の月間プラスで終わらせることができそうになってきました。
一方で、先物ベースで大きな窓を開けてスタートしている点は懸念材料です。
ビットコインの7月26日の概況について解説します。
(この記事は7月26日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
7月23日午前7時からの動き
7月23日午前7時、353万円で推移していたビットコイン、
その日は横ばいでの推移が続いていましたが、7月24日の午前5時に先物市場が閉まると雰囲気を一変させ、
午後9時には365万円の中期レジスタンスをブレイクし、373万円まで上昇します。
その後も短期サポートを途切れさせることなく上昇し、7月25日午後5時には384万円まで上昇、
7月26日午前7時現在は382万円で推移しています。
短期サポートが長く続く、上昇相場でよく見られる展開です。
月足陽線で終われるかに注目
短期サポートがしっかり機能しており、継続が続く限り上値が伸びていきそうな展開です。
ドルベースでの月足は陰線と陽線の間の位置に来ており、今週の展開次第では陽線が期待できます。
7月を陽線で終えることができれば、8月に向けて弾みがつくため、
長期下落を否定するためには踏ん張りどころと言えるでしょう。
一方で、週末相場は先物市場が閉まった後を狙って仕掛けた感があるため、
大きな窓が空いている状態から始まります。
ここ数回、週末相場でできた窓は大きな動きで閉める動きを続けているため、
窓閉めの動きには注意が必要です。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは369万円の位置にあり、あまり余裕はありません。
窓閉めの動きが出ると、簡単にブレイクされてしまいそうな位置です。
7月21日から短期サポートを維持しているため、この水準を下回ると利食いの動きが発生しそうです。
レジスタンスは7月25日の高値を起点として、386万円の位置に短期レジスタンスが、
388万円の位置に中期レジスタンスが発生しています。
この位置を越すことができれば、400万円トライが見えてきそうです。
まとめ
ビットコインの週末相場は力強く上昇する動きとなりました。
3月以来の月足の陽線が見えてきているため、
陰線連続記録を止めるためにも踏ん張りどころと言えそうです。
先物市場で大きな窓を開ける上昇をしているため、窓閉めの動きには注意しましょう。