中国の中央銀行、北京市内の仮想通貨関連企業を事業禁止に
要点
・中国の中央銀行は、仮想通貨関連企業に対して事業禁止の圧力をかけた
・仮想通貨規制がさらに厳しくなったとして、仮想通貨市場は下落
中国の中央銀行である中国人民銀行は6日、
仮想通貨関連企業の事業所・オフィスの提供、
およびマーケティングや宣伝活動の提供に対して
警告を発令しました。
中国の金融機関や決済機関は、
顧客に対して仮想通貨関連サービスを
提供してはならないと禁止しました。
中国人民銀行業務管理部と
北京市懐柔(かいじゅう)区の関連部門は、
中国国務院の決定を実行し、
仮想通貨取引を撲滅するため、
金融監督管理局と連携して
北京市内の企業の事業停止を完了。
会社は事業を閉鎖し、公式サイトも解約されています。
さらに、仮想通貨サービスを支援したとして
「北京竹路文化発展」社の事業停止も報告しました。
中国当局は、改めて仮想通貨取引などの
「投機行為」への注意喚起を行い、
問題を発見した場合、規制当局に報告するよう
圧力を強めています。
一部アナリストは中国の新たな規制が嫌気され、
BTCが-2.2%、ETHが-3.4%下落したと
述べました。
■ネットの反応
現在ビットコイン価格は370万円台で推移しています。
推定1,000億円超のビットコイン投資詐欺、南アフリカで清算手続き進行
要点
・南アフリカの仮想通貨プラットフォームの詐欺事件に対して、裁判所で精算措置
・精算人は推定29,000BTCがさらに追跡・回収可能だとしている
2020年に閉鎖し、詐欺であることが判明した
南アフリカの仮想通貨プラットフォーム
「Mirror Trading International(MTI)」について、
裁判所で清算措置が行われました。
これまでに回収された1,281BTCに加えて、
8,000BTC(時価300億円相当)が見つかっている
と報道されています。
清算人は今回、MTIに流入した
推定29,000BTC(時価1,000億円相当)の行方を
さらに追跡して回収することができると述べています。
また資金を回収しやすくするため、
MTIをポンジスキームの詐欺だと
断定すべきであると主張しました。
共同清算人のRiaan van Rooyen氏は
「私たちはMTIスキームへ加入していた人々、
特に高齢者や弱者のために、
できるだけ多くのお金をとり戻したい」
とコメントしました。
今回の記事のまとめ
■『中国の中央銀行、北京市内の仮想通貨関連企業を事業禁止に』について
・中国の中央銀行は、仮想通貨関連企業に対して事業禁止の圧力をかけた
・仮想通貨規制がさらに厳しくなったとして、仮想通貨市場は下落
■『推定1,000億円超のビットコイン投資詐欺、南アフリカで清算手続き進行』について
・南アフリカの仮想通貨プラットフォームの詐欺事件に対して、裁判所で精算措置
・精算人は推定29,000BTCがさらに追跡・回収可能だとしている
今回そこまで大きな急落にはなりませんでしたが、
中国の仮想通貨関連規制がさらに強まったことは
投資家の間では大変悲観的に嫌気されています。
中国による規制が落ち着かないことには
ビットコイン価格の大幅な急騰は今後難しいかも知れません。