世界で最も人口が多く、
仮想通貨に大きな影響を与える事が可能な中国。
その中国で二つの速報が今話題になっています!
目次
中国ネット裁判所でビットコイン(BTC)が財産権として認められる
7月18日
ビットコイン(BTC)の財産権侵害裁判が中国で初めて行われました。
この中国初となる訴訟は、
杭州インターネット裁判所で行われる事になりました。
裁判の結果として、
ビットコイン(BTC)は「仮想財産」属性となる旨の判決が下されました。
この判決で中国内においては、
ビットコイン(BTC)を含む仮想通貨はインターネット上にのみ存在しているとしても、
個人の財産として認められる事となります。
仮想通貨の財産権については杭州インターネット裁判所が以下のように述べています。
ビットコイン(BTC)は財産権の対象として財産の価値、希少性および処分可能性を有しており、
ビットコイン(BTC)は「仮想財産」として認識されるべきであると判断しました。
裁判所が処分可能性を有しているという発言を行ったという事は、
中国内においては個人や企業がビットコイン(BTC)を利用した投資、仕入れを行った場合、
投資分以上の利益を出しうる事が可能であり、
それは法定通貨等を利用した投資、仕入れ等と遜色ないという事になります。
今回の判決により、
中国内で「仮想通貨」がしっかりとした一つの"通貨"である事が認められたと言えます!
専門家は今回の訴訟内容を受け、以下のように語っています。
今回の訴訟が中国裁判所において初となるビットコイン(BTC)仮想財産に対する包括的な議論となりました。
包括的な議論という事は、
中国内においてビットコイン(BTC)だけでなく、
仮想通貨全体の立場、地位を決定づける議論が行われたという事になりますね。
仮想通貨のニュースに敏感な中国の方々も、
今回の訴訟、裁判には注目をしていたようです。
しかし、もう一つ!
中国のみならず、私たちも注目するべきニュースがあります!
「フェイスブック リブラ」のグーグル検索数で中国が世界トップに
中国ではビットコイン(BTC)、
リップル(XRP)と同様に注目を集めている仮想通貨があります。
それがFacebook独自開発の仮想通貨リブラ(Facebook Libra)です。
中国では仮想通貨財産権の裁判よりも注目を集めていたのがこのニュースになります。
仮想通貨に対して非常に敏感な中国は、
他の国よりも多くの情報を集めようとします。
「Facebook Libra」のネット検索数は、中国が100とした場合、
他の国は全て62以下となっています。
過去30日間の「Facebook Libra」での検索数順位 提供:Google Trends
フェイスブックでも屈指のユーザー数割合を有する米国は、
意外な事に中国の1割程度である11%しか検索していませんでした。
中国の最大手SNS「微博(ウェイボー)」でも反響
中国で最も有名なSNS「微博(ウェイボー)」内においても、
リブラに関する話題や検索数が増加しています。
「リブラが中国内有数の決済アプリであるAlipay(アリペイ)とWeChatに対抗出来る」
と中国仮想通貨事情をTwitterで発信しているcnLedgerが報じています。
このままリブラに注目が集まり、
リブラに中国内のお金が流れてしまう事を危惧した中国の中央銀行の「中国人民銀行」は、
リブラに対抗する為、独自の仮想通貨を開発していると報じています。
中国で話題のニュースまとめ
今回の大事な点は世界に「仮想通貨」という存在が更に認知されていく」という点です。
現在、仮想通貨に投資している方々にとってはいい傾向と言えるのではないでしょうか。
中国で仮想通貨が財産として認められ、
Facebook Libra(リブラ)に対して最も関心を抱いているのは中国と判明しました。
自国内外問わず、
仮想通貨に対して敏感に反応する中国。
私達も負けないように、
自身が保有している通貨だけではなく、
広い視野を持って仮想通貨の情報を見逃さないようにしましょう!