今月18日、米リップルがタイの国際送金会社DeeMoneyと提携することを発表しました。
現在は、他の国からタイに送る際にリップルを活用することに成功しており、次はタイから他の国に送る段階を踏んでいるとのこと。
最近はリップルに対する悪い話題ばかりが目立っていましたが、それらを覆す好材料になるのではと期待されています。
タイの国際送金会社DeeMoneyと提携
3月18日、米リップルによりタイの国際送金会社DeeMoneyと提携したことが発表されました。
DeeMoneyは大手の国際送金会社ではありませんが、アジアや中東を中心とした国際送金をおこなっている為、DeeMoneyがリップルの活用に成功すればアジア圏でリップルが導入される可能性が広がります。
実際に、DeeMoneyは既に韓国、シンガポール、インドネシア、イスラエル、その他中東や湾岸諸国からタイへの送金に対してリップルネットを活用しています。
現在はタイから他の国に向けた送金に対してリップルネットを活用できるよう挑戦しているとのことなので、この試みが上手くいけばDeeMoneyは本格的にリップルネットを利用することでしょう。
リップルは国際送金大手のMoneyGramと提携して以来、数多くの国際送金企業から注目を浴びるようになってきています。
今はまだ提携していないところでも、提携を検討している企業は数多く存在していると言われているので、これから数年かけてより多くの国際送金企業と提携していくものと考えられます。
ここ最近の悪い材料を覆すか
"リップル社はXRPを売却しないと利益が出ない経営状況にある"といった暗い情報や、コロナショックの影響で最近はリップルに対して懐疑的になっているユーザーも数多くいたかと思います。
実際に、XRPの価格も2月15日につけた37円から、一時13円まで暴落するなど凄まじい価格の下落を見せてしまいました。
タイミングが悪いとは言え、あまりの下落率に驚愕した人も多いでしょう。
このように、たった1ヶ月で60%以上も下落した事実も踏まえて、より一層リップルへの不安を助長させてしまったのではないかと思われます。
ですが、今回のニュースによって、水面下ではしっかりとリップル社が活動していることが分かったので、再び信頼を取り戻すきっかけになったかもしれません。
現在はあくまで提携を広げることが第一で、利益は二の次になっていることは確かなので、"リップル社はXRPを売却しないと利益が出ない経営状況にある"というのも、そこまでおかしい話ではないことが理解できるかと思います。
MoneyGramやDeeMoneyとの提携をきっかけに、これから次々と提携先を増やしていくことができれば、次第にXRPの価格は回復していくことでしょう。
いくら仮想通貨界が不況になっていても、ブロックチェーンという技術は国に認められているほど確かなものになってきていますし、国際送金は需要が減らないどころか、今後更に需要が増してくると考えられておりますので、今は悪い噂が飛び交っていても今後日の光を浴びる可能性は大いにあると考えられます。
まとめ
最近はリップル社は経営状況が悪いのではないか、本当に活動しているのかといった悪い噂が飛び交っており、ユーザーらを不安にさせていましたが、米リップルの発表によってその不安が解消されつつあります。
米リップルの発表によると、タイの国際送金会社DeeMoneyと提携したとのことなので、水面下では着実に活動をしていることが分かりました。
リップル社が本格的に利益を出すようになるのは、提携先を増やして事業が安定してからとなりますので、今はまだ営業活動の為に利益が出ていないのは当然のことなのかもしれません。