合同会社DMM.comは6日、Web3事業参入のため、同事業推進の新会社設立を発表しました。
設立時期として、2022年8月ごろをメドとしています。
DMMは国内で仮想通貨取引所「DMM Bitcoin」を運営中です。
仮想通貨はWeb3と関わりが深いため、新会社でさらなる事業発展を期待できます。
DMMの新プロジェクトの詳細を見ていきましょう。
要点
DMMがWeb3推進企業設立へ
DMMは2022年8月に、Web3推進目的の新会社を建てる見通しです。
新会社を通して、トークン経済圏構築を目指します。
DMM Bitcoinでさまざまな仮想通貨を扱っており、これらを使った新サービスにも期待できるでしょう。
DMMは今回の新会社運営について、グループ内のDMM Bitcoinとも連携させます。
顧客が安心できるWeb3プラットフォームの開発に、仮想通貨取引所のノウハウが欠かせないからでしょう。
ECサイト大手のDMMグループなので、新会社設立後はさまざまなプロジェクトに期待です。
DMMの新プロジェクトについて、以下の口コミが寄せられました。
DMMがWeb3進出を目指す背景
DMMがWeb3進出を目指す理由は、主に以下の2つです。
・Web3の新しい価値観の提供
トークン経済圏とは、オリジナルトークンを使った経済領域です。
またここでのトークンは、デジタル通貨の一種ですが、独自のブロックチェーンを持っていません。
ビットコインやイーサリアムといった既存仮想通貨のプラットフォームを借りる形です。
国民が独自の通貨を使って、実際のお金と似た感覚でやり取りできるコミュニティが、トークン経済圏になります。
たとえば仕事でビットコインを稼いだり、それを使って買い物をしたりすれば、それらがビットコイン経済圏における活動です。
以上と似た形で、DMMはオリジナルトークンによる経済圏構築を目指します。
DMMはWeb3事業参入について、利用者に新しい価値観を提供する狙いもうかがえます。
プレスリリースで以下のスタンスを表明したからです。
Web3ならではの特徴を活かしつつ、利用者にとって手触り感のある価値が提供できるように、Web3事業に挑戦してまいります。
DMMはWeb3について、分散化や資本還流をポイントに挙げています。
分散化は多種多様なビジネスプロセスに個人が加われる状態です。
資本還流は金銭的評価をこれまで受けていない個人や、そのやり方にトークンインセンティブを与えることを意味します。
DMMはWeb3について、適切な評価や利益を得られる状況を気にしているようです。
また特定グループに資本が集中する事態も懸念材料に挙げています。
こうした問題をクリアしながら、利用者に真の価値を提供するのが狙いでしょう。
以上が「利用者にとって手触り感のある価値」につながるようです。
新会社における業務とは?
DMMは新会社について、以下の業務を挙げています。
・NFTビジネス
・X2Eビジネス
・Web3系起業家やクリエイターなどとの共創計画
・DMMグループの資産活用プロジェクト
とくにNFTやDMMグループの資産活用では、仮想通貨の利用が想定されます。
DMMは以上の業務を通して、独自にトークン経済圏を作る狙いです。
新会社の今後の動向に注目しましょう。
まとめ
DMMは2022年8月をメドに、新会社を建てる見通しです。
新会社ではWeb3をメインジャンルとして、さまざまなプロジェクトを展開します。
NFTのように、仮想通貨と関連の深い分野も手がける予定です。
DMMは仮想通貨業界でも影響力があるので、新会社の活動開始時は話題になるでしょう。
今後もポジティブな話題の提供に期待です。