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イーサリアムが次期アップグレード「ペクトラ」を2025年第1四半期に計画

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イーサリアムのコア開発者陣営は、23日のオンライン会議次期アップグレードの議論を行いました。
次期アップグレードの名称は「ペクトラ(Pectra)」です。
今回の会議の時点で、2025年第1四半期末の実行を目標としています。
イーサリアムの次のアップグレードについて、現況を踏まえながら見ていきましょう。

要点

・イーサリアム次期アップグレード「ペクトラ」が公表される
イーサリアムは2025年に、次期アップグレード「ペクトラ」を行う予定です。

 

イーサリアム次期アップグレード「ペクトラ」とは?

2025年第1四半期末に、イーサリアムで次期アップグレード「ペクトラ」が実行される予定です。
実行レイヤーのアップグレードは「プラハ(Prague)」、コンセンサスレイヤーのアップグレードは「Electra(エレクトラ)」と呼ばれ、2つの計画の総称をペクトラと呼びます。

イーサリアムはこれまでも数々のアップグレードをしてきました。
たとえば2022年9月には「マージ(Merge)」、2023年4月には「シャペラ(Shapella)」をメインネットへ実装してきました。
以上にとどまらず、開発陣営はシステムのさらなる刷新を計画中です。

今回の会議の時点で、ペクトラは2025年第1四半期末を予定しています。
しかし過去のアップグレードでも予定変更があったため、ペクトラも進捗次第ではメインネットへの実装が遅れるかもしれません。
トラブルの可能性を想定しつつ、進捗状況を見守っていきましょう。
 

ペクトラによるイーサリアムの変化

ペクトラでは主に以下の3要素が取り入れられます。

・EVM Object Format(EOF):11程度のEIPセットからなり、EVMコードのオプトインコンテナを備える
・PeerDAS:DASとは「データ可用性サンプリング」の意味。データの継続的稼働能力を確かめる技術で、イーサリアムの既存のP2Pネットワークを活かす形になる。ネットワーク全体において、データの一貫性を引き上げながら、活用しやすくする
・EIP-7702:アカウント抽象化EIP-3074の改善案で、イーサリアム考案者ヴィタリック・ブテリン氏が提唱している。スマートコントラクトのウォレット機能をEOAに与え、取引中に同機能が働くようにする

以上からペクトラでは、イーサリアムの取引やシステム開発における利便性向上を目指します。
 

オーサカハードフォークも計画

イーサリアムはペクトラが済んだあとも「オーサカ(Osaka)ハードフォーク」を控えています。
この段階では「Verkleツリー」を導入する予定です。

Verkleツリーは、データ構造の最適化を目的としており、ブロック検証プロセスを合理化します。
ステートレスクライアントを実行しやすくして、送金の高速化を目指す見通しです。
オーサカハードフォークまで済めば、イーサリアムは取引処理の速度が上がるでしょう。
手軽に国際送金ができれば、世界中のユーザーが安心して使えます。

このようにイーサリアムは、次々とアップグレードを控えています。
ペクトラだけでなく、オーサカハードフォークも控えているので、今後の進化が期待される状況です。
 

まとめ

イーサリアムは23日のオンライン会議で、次期アップグレード「ペクトラ」を発表しました。
システム開発や取引における利便性向上を目指します。
過去には「マージ」や「シャペラ」を成功させてきましたが、早くも次のアップグレードが話題になりました。

ペクトラの完了後も「オーサカハードフォーク」を控えています。
このようにイーサリアムは、今後も積極的にシステムの刷新を重ねる予定です。
利便性が上がれば、仮想通貨としての評価も高くなり、経済圏が広がるでしょう。

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