今週のアルトコイン市場は、全体的に上昇トレンドです。
イーサリアムは現物ETFの承認の機運があり、価格が急上昇しました。
リップルもそれにつられて、価格を断続的に伸ばしています。
今後もイーサリアムの現物ETFの特需が続けば、アルトコイン市場で価格上昇が相次ぐでしょう。
今週の主要アルトコイン市場を紹介します。
要点
今週のイーサリアム市場
まずはイーサリアム市場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証します。
今週のイーサリアムは、20~21日にかけて、価格が急上昇しました。
20日の始値は46万6661円だったのに対し、21日の終値は56万9861円まで伸びています。
上昇率は約22.1%となり、買い注文の殺到がうかがえるでしょう。
移動平均線は前週末の19日にゴールデンクロスを迎えていました。
直後に買い注文が殺到した結果、20日以降の暴騰につながったようです。
22日以後は上昇幅が狭いものの、陽線が多いといえます。
以上から今週のイーサリアムは、価格水準が大幅に上がり、60万円をうかがう情勢です。
今週のリップル市場
続いて今週のリップル市場を見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
イーサリアムほどではありませんが、リップルも断続的な価格上昇を見せました。
週の初めである20日から21日にかけての上昇が目立ちます。
20日の始値が77.369円だったのに対し、21日の終値は82.114円まで伸びました。
2日間の上昇率は約6.1%です。
22日からの2日間は下落が続いたものの、23日から相場が持ち直しました。
24日はさらに価格水準が上がり、82.638円の終値を記録しています。
移動平均線はイーサリアムと同じく、19日にゴールデンクロスを迎えています。
直後から買い注文が殺到し、80円超の取引が多くなりました。
以上からリップルは、80円をめぐる攻防を制し、90円を目指す形が期待されます。
イーサリアムの現物ETF承認がアルトコイン市場の追い風に
イーサリアムの現物ETFの承認が、アルトコイン市場を後押ししたようです。
米SEC(証券取引委員会)は23日に現物ETFを承認しました。
承認直前からイーサリアムを中心に、アルトコイン市場の各銘柄が価格を伸ばしています。
20日にSECがナスダックやニューヨーク証券取引所などに対し、イーサリアム現物ETFの上場申請書の微修正を求めたことがロイター通信で報じられました。
以上から、SECがイーサリアム承認に動いていると、世界中の投資家が判断したのでしょう。
イーサリアムの相場は20日から急上昇しており、SECの動向の影響がうかがえます。
一方承認当日の23日は、あまり価格が伸びていません。
20~21日の価格上昇が強すぎたため、伸びしろがなかったのでしょう。
いずれにしてもイーサリアム現物ETFをめぐる動きが、投資家心理を前向きにさせたようです。
まとめ
イーサリアムは現物ETFの承認直前で、価格を急上昇させました。
承認への期待感が、世界中の投資家を後押ししたようです。
リップルもこれにつられて、断続的に価格を伸ばしています。
今後もイーサリアム現物ETF承認の影響から、アルトコイン各銘柄での上昇トレンドが続きそうです。
イーサリアムもリップルも、前週末にゴールデンクロスを迎えているため、需要拡大が想定されます。
今後もアルトコイン市場で、力強い価格上昇があるかもしれません。