先週のイーサリアムとリップルは、ともに上昇傾向が続いていました。
イーサリアムは50万円、リップルは90円を突破しており、上昇トレンドの強さがうかがえます。
ビットコインの上昇継続が話題のなか、アルトコイン市場もつられるように盛り上がっています。
イーサリアムとリップルの先週の各市況を見ていきましょう。
要点
先週のイーサリアム市場
まずは先週のイーサリアムを見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
先週のイーサリアムは、上昇トレンドが継続していました。
週初である26日から価格を伸ばし続けています。
1週間のうち陰線は3月2日だけで、長期トレンドでは好調続きです。
投資家による買い注文が、着実に集まっています。
イーサリアムの相場は、50万円の大台を突破しました。
26日の始値が45万4377円だったのに対し、週末の3月3日の終値が50万7672円まで伸びています。
1週間の上昇率は、約11.7%です。
着実な上昇で、利益を出した方もいるでしょう。
このようにイーサリアムの上昇気流は、とどまるところを知りません。
利益確定売りによる一時的な下落に要注意ですが、長期保有者にとっては有利な展開が続きそうです。
先週のリップル市場
続いて先週のリップル市場を見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
先週はイーサリアムだけでなく、リップルでも上昇気流が続きました。
上昇時の上げ幅が広い日もあり、熱狂したリップラーもいるでしょう。
陰線は2月28日や3月1日、3日で起きており、イーサリアムほどの安定性はありません。
それでも陽線の幅が大きいので、一定の利益や含み益を得た方も想定されます。
リップルでは先週、90円突破がありました。
26日の始値は79.812円でしたが、土曜日である3月2日の終値は92.608円まで伸びています。
この間の上昇率は約16%で、同時期のイーサリアムよりも大きい状況です。
リップラーは利益確定売りをしやすいようですが、それでも着実に買い注文を集めています。
以上から強力な上昇トレンドが生まれたのでしょう。
先々週はくすぶっていたリップルですが、先週は力強い上昇が目立ちました。
ビットコインの好調にアルトコイン市場も追従
ここ最近のアルトコイン市場の熱狂は、ビットコインの好調が背景でしょう。
ビットコインETFの需要が、順調に広がっているからです。
2024年1月に米国でビットコインETFの複数銘柄が承認されて以来、仮想通貨の注目度が上がっています。
顧客がETFのニュースからビットコインを知り、そこからイーサリアムやリップルなど、他銘柄に興味を示した可能性もあります。
ビットコインETFの熱狂は、今後もアルトコイン市場を刺激するでしょう。
イーサリアムやリップルなどの市場は、ビットコインの動向につられることがあります。
実際にビットコインの価格上昇は続き、最近は1BTC900万円を突破しました。
そこで仮想通貨に興味を示した層が、イーサリアムやリップルの取引所に流れ込んでいるのでしょう。
以上からビットコインの需要が広がる限り、イーサリアムやリップルの求心力の上昇も考えられます。
まとめ
イーサリアムとリップルは、ともに強力な価格上昇が見られました。
ビットコインが過去最高値を更新し続けており、アルトコイン市場にもポジティブな影響が及んでいます。
ビットコインの流行で、仮想通貨に興味を持った層が、イーサリアムやリップルへの投資を始めたことも考えられます。
今後もアルトコインでは、上昇トレンドが続くでしょう。