先週のイーサリアムとリップルは、ともにデッドクロスを迎えました。
しかし両銘柄ともデッドクロス後、懸念された値下がりは起きていません。
リップルはすぐにゴールデンクロスが成立し、勢いを取り戻しています。
イーサリアムもこれに続くでしょうか。
先週の主要アルトコイン2銘柄の値動きと、今後の予測をまとめました。
要点
先週のイーサリアム市場
まずは先週のイーサリアム市場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
先週のイーサリアムは、全体的にレンジ相場でした。
週の前半に価格が揺れ動いたものの、以後は比較的平穏な推移です。
18日から19日にかけて、集中的な値下がりが起きました。
18日の始値は52万7757円でしたが、19日の終値は48万3049円まで下がっています。
この間の下落率は約8.5%でした。
しかし21日は51万5775円まで回復しており、下落分の大部分を取り戻した形です。
以後はレンジ相場が続いていますが、23日以降で陽線が並んでいます。
移動平均線は19日に5日線が25日線の下へ潜り、デッドクロスが成立しています。
しかしデッドクロス後も、買いと売りの2つの勢力が拮抗した状態です。
移動平均線を見た投資家による狼狽売りは、あまり見られませんでした。
23日以降の陽線続きを見ても、イーサリアムは再び上昇傾向に入るかもしれません。
先週のリップル市場
続いて先週のリップル市場を見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
先週のリップルは、全体的に価格水準が上がりました。
12日から先週初めの18日にかけては、ほとんどが陰線でした。
そのため下落トレンド入りを心配した方もいるでしょう。
しかし19日から21日にかけて、価格が目覚ましく伸びています。
19日の始値は88.409円だったのに対し、21日の終値は94.438円まで回復し、上昇率は約6.8%でした。
22日に同程度の下落があったものの、23日以降は3日連続で陽線の見通しです。
移動平均線はイーサリアム同様、19日にデッドクロスを迎えました。
しかし以後は逆に買い注文が殺到しており、23日にゴールデンクロスが成立しています。
それ以降の段階的な価格上昇も、投資家によるゴールデンクロスへの評価でしょう。
今後のリップルは、リップラーの需要拡大が見込めそうです。
イーサリアムとリップルの各市場はまだ盛り上がるか
イーサリアムとリップルは、今後も盛り上がる可能性があります。
リップルが19日のデッドクロスから、わずか4日後にゴールデンクロスを迎えたからです。
これにイーサリアムも触発され、価格を伸ばすかもしれません。
イーサリアムはまだゴールデンクロスを迎えていませんが、デッドクロス後はレンジ相場です。
Dencun特需が一服したように見えるものの、これは調整局面の可能性があります。
リップルは先にゴールデンクロスを迎えたので、アルトコイン市場を今後リードするかもしれません。
イーサリアムが追従できれば、再びアルトコイン市場が熱狂を迎えそうです。
まとめ
イーサリアムとリップルは、ともに19日にデッドクロスを迎えました。
しかし両銘柄とも目立った値下がりは起きず、リップルにいたってはすぐゴールデンクロスが成立し、上昇トレンドを取り戻した印象です。
イーサリアムがこれに追従すれば、アルトコインの景気回復が見込めるでしょう。
2024年の仮想通貨市場は、ビットコインが1000万円超えを果たすなど、かつてない盛り上がりを見せています。
アルトコイン市場はビットコインの熱狂につられ、軒並み価格を伸ばしている印象です。
以上からこの盛り上がりは、簡単には冷めないでしょう。
今後のイーサリアムとリップルも、高水準での価格推移を期待できます。