今週もイーサリアムとリップルで明暗が分かれています。
イーサリアムは先週ほどではありませんが、ジリジリと価格を下げる状況が続きました。
一方でリップルは先週以上の価格急上昇で、70円に近づいています。
以上を踏まえて、今後の価格予測を見ましょう。
要点
今週のイーサリアム相場まとめ
今週のイーサリアム相場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証を進めます。
今週のイーサリアムは、先週ほどではありませんが価格下落が続きました。
先週日曜日の18日から、6日連続での値下がりが起きています。
今週の始まりである19日は、始値が19万1179円でした。
しかし値下がりが続いた結果、23日の終値は18万1792円です。
この間の騰落率は約4.9%でした。
下落の勢いはそれほどではありませんが、不利なトレンドは変わっていません。
以上から今後も、下落傾向の継続に注意が必要です。
今週のリップル相場まとめ
続いてリップル相場を見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
今週のリップルは、上昇の勢いが目立ちました。
20日から23日にかけての価格上昇が顕著です。
20日の始値は53.276円でした。
しかしそこから大きく価格を伸ばした結果、23日は68.944円の終値に達しました。
この間の上昇率は約29.4%です。
最近のリップルとしては珍しいほどの急上昇でした。
今後のイーサリアムとリップルの価格予測は?
今後はイーサリアムだけでなく、リップルの値下がりにも注意が必要です。
9月24日と27日に米FRB(連邦準備理事会)のジェローム・パウエル議長の発言があります。
また30日には、個人消費支出も発表されるので、こちらの反応も確かめておきましょう。
とくにパウエル議長は、かねてからアメリカにおける利上げ機運を強めています。
インフレに関する言及で、仮想通貨の価格をさらに押し下げそうです。
一方で27日以降はリスクを織り込んだ投資家が多くなり、逆に価格を上げる可能性もあります。
また個人消費支出も見逃せません。
支出が大きいとインフレの加速を表し、そうでなければ一段落とみなせます。
しかし最近の経済的な傾向から、物価上昇による支出増加の可能性に注意です。
経済指標をもとに売買を決める投資家もいるため、狼狽売りがあるかもしれません。
イーサリアムはThe Mergeが終わり、しばらくプラス材料を見込めない状況です。
現在は世界経済情勢の影響を受けやすいでしょう。
パウエル議長の発言がある日は、その前後の値動きに注意してください。
リップルも来週は、価格が落ち着くかもしれません。
来週に入ると、略式裁判申し立て報道の影響が一段落しそうです。
今週の価格上昇が強かったぶん、反動を受ける可能性に気をつけてください。
いずれにしても今後のイーサリアムとリップルは、報道次第で値下がりが目立つかもしれません。
まとめ
イーサリアムが値下がりを続ける一方、リップル社は大きく価格を伸ばしました。
しかし来週に入るとパウエル議長の発言などが、また仮想通貨市場に影響を与えるかもしれません。
イーサリアムのThe Mergeに続いて、リップルの裁判報道も、来週に入ると影響が落ち着くでしょう。
その場合は世界経済情勢の影響で、さらなる値下がりがありそうです。
しかし27日あたりからは各銘柄で、再び利上げ機運を織り込んだ買い注文の可能性も考えてください。
いずれにしても来週は、パウエル議長の発言時期前後が主なポイントです。