今週はイーサリアムとリップルともに上昇傾向でした。
米では感謝祭ウィークでしたが、2銘柄とも着実な伸びを見せています。
FTXショックが一段落して、反動高を見せているのでしょう。
イーサリアムとリップルの最近の値動きを踏まえ、今後の価格予測を解説します。
要点
今週のイーサリアムの値動き
今週のイーサリアムの値動きを見てみましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
今週のイーサリアムは、上昇傾向でした。
22日から値上がりが続いています。
この日の始値は15万2950円でした。
しかし26日の終値は16万3895円まで伸びています。
この間は約7.2%の上げ幅です。
以上からイーサリアムはFTXショックが一段落して、段々と反動高が現れているのでしょう。
今週のリップルの値動き
続いてリップルの値動きです。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
リップルも今週は値上がりが目立ちました。
22日から25日にかけて、連続での価格上昇になっています。
22日の始値は49.447円でしたが、25日の終値は55.390円でした。
この間の上げ幅は約12%で、イーサリアムよりも力強い伸びです。
リップルもFTXショックを抜け出し、再び50円突破を果たしました。
FTXショック一段落も次週の経済情勢変化に注意
今週の値動きを見る限り、イーサリアムとリップルはFTXショックの一服がうかがえます。
しかし次週は、経済情勢の変化に気をつけなければなりません。
米で経済イベントが続くため、投資家心理が大きく変わる可能性があります。
たとえば11月30日には、FRB(連邦準備制度理事会)のジェローム・パウエル議長が講演を開く予定です。
かねてから続いている政策金利上昇への言及が予想されます。
利上げへの言及で、仮想通貨市場で売り注文が集まる可能性に注意です。
さらに12月2日には米雇用統計の発表があります。
とくに非農業部門就業者数と失業率が、世間から注目を受けがちです。
たとえば失業率が上がってしまうと、景気減速と読まれ、市場にネガティブな影響を与えるかもしれません。
FTXショックから時間が経ち、イーサリアムとリップルは相場が落ち着いた印象です。
しかし経済イベントで再び相場が乱れる可能性に気をつけてください。
今後のイーサリアムとリップルの価格予測は?
今後のイーサリアムとリップルは、長期的に上昇トレンドが続く可能性があります。
移動平均線つきの日足チャートから検証してみましょう。
青が短期の5日分、赤が短期の25日分の線です。
まずはイーサリアムから見てみましょう。
イーサリアムは赤線が下がり、青線は上を向き始めました。
来週か再来週うちに距離が詰まって、ゴールデンクロスが起きるかもしれません。
このクロスが起きれば、しばらく上昇トレンドが続きそうです。
続いてリップルを見てみましょう。
リップルはゴールデンクロス目前です。
次週あたりは、力強い価格上昇が起きるかもしれません。
米の経済イベントへの注意は必要ですが、移動平均線の分析だと仮想通貨相場は、ポジティブな情勢が続きそうです。
まとめ
今週はイーサリアムとリップルともに価格回復が見られました。
FTXショックが一段落した今、ここがチャンスとばかりに買い注文が殺到しているようです。
今後は米の経済イベントに注意を要しますが、長期的なトレンドでは買いどきが続く可能性があります。
これからのイーサリアムとリップルの値動きに期待しましょう。