今仮想通貨界隈で空前のブームを引き起こしているDeFiですが、参加しているユーザーは誰しもガス代問題に直面するでしょう。
しかし、イーサリアムのレイヤー2プロジェクトによって、そのガス代問題が解決する可能性が出てきました。
もしこの問題を解決できれば、イーサリアムは再びDeFiの主導を握ることができる為、価格が上昇する可能性が高まっています。
イーサリアムの新アップデートでガス代削減
イーサリアムのレイヤー2プロジェクトであるOptimismが、近日中にローンチされる予定であることが分かりました。
このOptimismでは、イーサリアムのガス代が削減されると言われています。
DeFiをやっていない方にはあまりピンと来ないかもしれませんが、ガス代の高騰は非常に問題視されています。
ガス代とは、簡単に説明すると手数料のようなものです。
通貨を預けたり、交換したり、回収したり…DeFiではこれらすべての作業に毎回手数料が掛かってきます。
イーサリアムチェーンではこの手数料だけで数千円以上も取られてしまう為、とてもじゃないですが資金が少ない人では参加できない状況となっているのです。
この問題を解決できないと、ガス代が安いBinance Smart Chain(BSC)にどんどんシェアを奪われてしまうでしょう。
実際、今年に入ってDeFiの人口が激増してから、ガス代の安いBSCに人が集まりBNBが7倍近く高騰しています。
これは、DeFiユーザーのほとんどがBSCを選んだからです。
ガス代削減はイーサリアム高騰に繋がる
もしガス代問題が解決できれば、BSCからシェアを奪い返せる可能性が高まります。
というのも、DeFi自体の質はイーサリアムチェーンの方が高いので、ガス代がBSCと同じくらいにまで落ち着けば
多くのユーザーはイーサリアムチェーンを利用するようになるでしょう。
そうなると、必然的にイーサリアムが購入されるようになる為、価格の向上に繋がります。
DeFiの発展も進む
DeFiはここ数年で生まれた産業であり、今後も急激に発展していくと考えられています。
特に大きな問題だったガス代問題が解決すれば、資金が少ない人の選択肢が更に広がっていくでしょう。
それに伴い、DeFi関連の銘柄も伸びていく可能性があります。
現時点でもAAVEやBancorといったDeFi銘柄が非常に強い動きを見せており、右肩あがりで上昇を続けています。
今後、どのように発展していくかは未知数ですが、明るい未来が待っている可能性は十分あるでしょう。