先日メンテナンスに失敗したと発表したFCoinのコールドウォレットから大量の仮想通貨が送金されていることが分かりました。
17日に公開された「FCoinの真実」では、FCoinの経営状況の悪化が暴かれてしまいました。
このことから、顧客の資産を持ち逃げすることを目的とした出口詐欺ではないかと話題になっています。
FCoinのコールドウォレットから仮想通貨が消える
フォロワー3.9万人を超える仮想通貨インフルエンサーのDovey Wanによると、FCoinのコールドウォレットから大量の仮想通貨が他の取引所に送金されていることが分かりました。
FCoinは今月11日のメンテによって"システムが破損した"として、一時的に取引所を閉鎖していました。
この時点でも出口詐欺の疑惑はあったものの、公式から個別に出金対応する旨の告知がされていた為、利用ユーザーは一旦落ち着きを取り戻していました。
しかし、Dovey Wanの報告によって状況は再び出口詐欺疑惑の方向に進んでいます。
本来であれば、取引所が閉鎖されている現在はコールドウォレットから仮想通貨が出金されることはありません。
ですが、2月14日に全ての仮想通貨がコールドウォレットから別の仮想通貨取引所に送られたとなると、意図的に仮想通貨を盗んだとしか言いようがないでしょう。
もし意図的な出口詐欺だとすると、10000BTC以上の盗難が予想され、その被害額は100億円以上にのぼるであろうと考えられます。
バイナンスのCZも指摘
https://twitter.com/cz_binance/status/1229446449152348161
大手仮想通貨取引所BinanceのCEOであるCZ氏もFCoinはネズミ講だと指摘していました。
CZ氏はめったに他の取引所を批判することはなかったので、それほどまでに確証があったのでしょう。
というのも、FCoinは独自トークンであるFTを発行していました。
このFTを持っていると、プラットフォーム収益の80%を分配金として受け取ることができる魅力的なトークンでした。
収益の80%を分配するなど、普通の取引所ではあり得えません。
短期的に見ればトークンの価格を大きく押し上げることができますが、長期的に見ると取引所として経営していくことは厳しいでしょう。
なので、今考えると当時から持ち逃げ前提で取引所を開設したのかもしれませんね。
2020年以降多発する取引所の出口詐欺疑惑&倒産
2020年になってから仮想通貨の相場は順調ですが、取引所の運営はそうでもないようです。
今年1月には、仮想通貨取引所COBINHOODが突如預金を閉鎖し、一切出金できない状態になりました。
また、イタリアの取引所Altsbitもハッキングによって閉鎖することになり、度重なる取引所の閉鎖に不安が募るばかりです。
仮想通貨の相場がいくら上昇しても、仮想通貨そのものが引き出せなくなってしまうと、手元に残るお金はゼロになってしまいます。
なので、取引所選びは今まで以上に慎重に行わなければなりません。
特に海外の取引所は、万が一のことがあった場合のサポートが受けにくいので、余程の理由がない限りは日本の取引所を利用しましょう。
日本でオススメの取引所
日本でオススメできる取引所は何といってもGMOコインです。
GMOコインは、日本の大企業でもあるGMOグループによる取引所なので、出口詐欺の可能性はほぼゼロに近いです。
また、GMOは元々インターネット関連の事業をしていますので、セキュリティ面も非常に強固です。
資産を守る上で最も最適な取引所と言っても過言ではありません。
しかも、今ならば30万口座達成記念キャンペーンを開催しているので、始めるのであれば今しかないでしょう。
GMOコインでは、貸仮想通貨サービスもおこなっているので、ホールドしている仮想通貨があるのであれば、GMOコインに貸し出して利息を貰うこともできます。
自分の資産を守れるのは自分しか居ませんので、セキュリティを求めるのであればGMOコインを利用しましょう。