AFP通信が5日に伝えたところによると、フランス中央銀行が20年にデジタル通貨発行をテストする計画であるとのこと。
中央銀行のデジタル通貨発行が続けば、必然的に仮想通貨の価値も注目されそうです。
要点
フランス中央銀行がデジタル通貨発行をテストか
#BREAKING French central bank to launch tests on digital currency from 2020: governor pic.twitter.com/vb40LKI46f
— AFP news agency (@AFP) December 4, 2019
フランスの中央銀行、2020年からデジタル通貨のテストを開始:知事
AFP通信が5日に伝えたところによると、フランス中央銀行は20年第一四半期をメドにデジタル通貨発行のプロジェクトを立ち上げる計画でいることが明らかになりました。
まだ確定事項ではないものの、今回の報道は4日に開催されたカンファレンスでフランス中央銀行・ヴィルロワ・ド・ガロー総裁の発言なので、その確率はかなり高そうです。
また、20年にプロジェクトを立ち上げ、テストを開始するとのことなので、実用化はもう少し先になる見込み。
ガロー総裁は、デジタル通貨の可能性を認めつつも、規制に準拠しなければいけないとの見解を示しました。
世界的なデジタル化の流れが加速か
中央銀行によるデジタル通貨の筆頭といえば「中国」です。
すでに中国はテストの段階に入っていると思われ、主要各国の中では抜きんでてデジタル通貨発行に取り組んでいます。
フランスを含め各国のデジタル通貨発行の進展はもちろん注目になりますが、それ以上に注目したいのが、この流れが各国に広まっていくかということ。
例えば、20年以降、デジタル通貨発行の国が増えていくようであれば、必然的に仮想通貨の注目度もアップしていくことでしょう。
また、ヨーロッパといえば、先日はドイツの中央銀行が仮想通貨の販売・保管を開始するとの報道も。
ここへきて、ヨーロッパ周辺諸国でデジタル通貨・仮想通貨動向が加速しているので、来年以降は注目の材料となるかもしれません。
そして、日本ではまだ議論の段階にも至っていませんが、将来的に円のデジタル通貨発行がされることを期待したいですね。
まとめ
AFP通信が5日に伝えたところによると、フランス中央銀行が20年にデジタル通貨発行をテストする計画であるとのこと。
まだ確定的な内容ではなそうですが、フランス中央銀行・ヴィルロワ・ド・ガロー総裁の発言であり、その信憑性は高そうです。
また、これで注目したいのが、来年以降デジタル通貨発行を検討する国が増えていくかということ。
仮に、この流れが広がっていけば、仮想通貨も必然的に注目されそうなので、規制を含め来年の注目材料になるかもしれません。