23日、世界の中央銀行が集まった経済シンポジウム「ジャクソンホール」が開催されました。
そこで英中銀総裁の発言が仮想通貨関係者の中で話題になっています。
要点
カーニー英中銀総裁「中央銀行は変わらなければいけない」
23日、ジャクソンホールでカーニー総裁が「中央銀行は変わらなければいけない」と発言。
これが仮想通貨関係者の中で大きな意味をもつと話題になっているようです。
ジャクソンホール・・・毎年8月に開催される経済シンポジウム。世界中の要人が集まり、金融市場関係者の中ではビッグイベントとなっている。
Translation: Bitcoin's use-case is correct and a threat if we don't compete.
This is massive validation.https://t.co/2HjMOoFTM3
— ParabolicTrav (@parabolictrav) August 24, 2019
翻訳:ビットコインのユースケースは正しいものであり、競争しなければ脅威です。これは大規模な検証です。
仮想通貨アナリスト、ParabolicTrav氏は、カーニー総裁が遠回しに「ビットコイン(仮想通貨)の有用性を認めた」解釈できると発言しています。
法定通貨・中央銀行事情とは
カーニー総裁がこのような発言をしたのは、直近で話題になっている「世界経済の不透明感」が確実にあります。
そして、世界の中央銀行はリーマンショック以降、自国の通貨を大量にすり景気を浮上させる「金融緩和」を実施してきましたが、ここ数年あまり効果がないことが疑問視されています。
また、本来は平等であるはずの「法定通貨」が一部の人間だけでコントールされているといった「中央銀行の独立性」などもここ数年で議論されていることであり、今回のカーニー総裁の発言はこのような背景を踏まえてのものだったでしょう。
また、仮想通貨・ブロックチェーンにおいては、そのような中央銀行に対しての「カウンター」としてここ数年発展してきた背景もあるので、これからも引き続き法定通貨や金融市場との関係性は注目したいところです。
まとめ
23日、世界の要人が集まる経済シンポジウム「ジャクソンホール」が開催。
そこでカーニー総裁が「中央銀行は変わらなければいけない」と発言し、仮想通貨アナリスト、ParabolicTrav氏は「遠回しにビットコインを認めた」ととれると発言しています。
カーニー発言についてはそれぞれ見解がありますが、直近では世界経済の不透明感が増し、金融市場の動向も不安定になっているので、引き続き株式市場との関係性に注目です。