オンラインショッピングでビットコインをもらえるアメリカ発のアプリ「Lolli(ローリー)」が、6月25日、公式ブログにてホテル予約サイト「ホテルズドットコム」との提携を発表しました。
Lolliは、アメリカおよびカナダ在住者のみを対象にしていますが、今回の提携により、旅行やオンラインショッピングが好きな層のビットコインに対する関心が高まると予想されます。
本記事では「Lolli」の内容と、ホテルズドットコムとの提携によりビットコイン絡みでできること、ビットコイン市場への影響を解説します。
要点
「Lolli」はアメリカで開発された、購入代金の一部に相当するビットコインがもらえるアプリです。ホテルズドットコムとの提携で可能になることや、今回のニュースがビットコイン市場に与える影響などを述べます。
目次
ショッピングアプリ「Lolli」とは何?
Lolliとは、ネットショップで買い物をするたびに購入金額の一部がビットコインとして還元されるアメリカ発のアプリです。
現在はアメリカとカナダ在住者のみが対象で、日本では利用できません。
設立は2018年3月で、同年9月に稼働開始しており、世界初の仮想通貨還元型ショッピングアプリとして注目されています。
現在500社以上のサイトやブランドと提携しており、なかにはブッキングドットコム、VRBO、ヒルトン、マリオット、プライスラインなど世界的に有名な宿泊・民泊予約サイトが含まれています。
宿泊分野以外でも、アメリカの有名デパートのブルーミングデイルズ、小売業大手のウォルマート、衣料品ブランドのGAPなどがLolliと提携しています。
商品を買ったらビットコインがついてくる!?
Lolliで商品を購入すると、ビットコイン還元というほかのショッピングサイトにはないおまけがついてきます。
還元されるビットコインは最小単位の1Satoshiからですが、なかには最大30%もビットコインで還元してもらえるケースもあります。
キャッシュバックというサービスはありますが、ビットコインならそのまま取引にも回せるので、仮想通貨が好きな人にとっては便利になるでしょう。
ホテルズドットコムとの提携でできることは?
今回の提携により、Lolliからホテルズドットコムのサービスを受けられるようになりました。
それだけでなく、ホテルズドットコム側が提示したホテルを予約することで、宿泊料金の最大3.5%分のビットコインが還元されるようになりました。
日本のCMでも話題になっているホテルズドットコムには、全世界200を超える国で32万5,000ものホテルが登録されており、あらゆる旅行計画で仮想通貨による還元が期待できます。
旅をしながら、ビットコインの資産を増やし、その分も投資に回したり換金したりできるので、旅行好きにとっては一石二鳥でしょう。
Lolliとホテルズドットコム提携により、ビットコイン市場はどう変わる?
Lolliとホテルズドットコムの提携というニュースは、我々日本人にとっても見過ごせません。
Lolliは日本ではまだ利用できませんが、利用可能なアメリカとカナダはそれぞれの国を拠点とする仮想通貨取引所があるなど、仮想通貨に対する認知度が高い国です。
また、将来的に日本でも宿泊予約やネットショッピングでビットコインが還元されるシステムが発達する可能性も考えられます。
直近の久々の100万円突破というニュースで、ビットコインへの関心や需要が高まったからとも考えられます。
しかし、ビットコインが還元できるアプリの新提携ニュースにより投資意欲が指摘された人も多いのではないでしょうか。
今後Lolliがきっかけとなり、宿泊分野でビットコインでの決済や還元が増えれば、旅行好きの層の需要を刺激し、ビットコインが長期的に現在より高くなることも考えられます。
まとめ
Lolliはアメリカで開発された、世界初の仮想通貨還元型ショッピングアプリです。
今回、ホテルズドットコムとの提携により、そこで予約したら代金の最大3.5%がビットコインで還元されるようになりました。
利用対象はアメリカおよびカナダ在住者のみですが、今回のLolliからの新提携発表翌日に、ビットコイン市場価格が急上昇しています。
今後宿泊分野でビットコイン決済や還元が増えれば、同通貨への関心が高まるでしょう。
今回のLolliの発表は、そのきっかけと見られているのではないでしょうか。