仮想通貨の研究をしているChainalysisによると、インドの仮想通貨投資額がこの1年で急激に増えていることが分かりました。
その額はおよそ220億円だったものが、4.4兆円にまで成長しています。
日本ではあまり人口の増加を感じられませんでしたが、海外では順調に投資家が増えていたことが、仮想通貨の価格上昇に繋がっていたのでしょう。
インドの仮想通貨投資家が増加
インドの仮想通貨投資額が、この一年間の間に2億ドル(220億円相当)から400億ドル(4.4兆円)まで増加していたことが判明しました。
およそ200倍近く増加している為、インドにおいてバブルが発生していると言っても過言ではありません。
インドでは仮想通貨の規制が進んでおり、投資が抑制されているのかと考えられていましたが
実際は、昔以上に投資が盛んになっているようでした。
政府に縛られない資産としての役割を果たしているようにも感じます。
なお、20代~30代といった若年層が主な投資家とのことです。
これは世界万国共通である為、やはり仮想通貨は若い人ほど取り入れやすいのでしょう。
また、インドの人口は10億人なのに対して、まだ1500万人程度しか仮想通貨を保有していないとのことなので
まだまだ伸びしろはあると考えられています。
短期間で利益をあげられることが投資理由に
インドで仮想通貨が流行っている理由として、短期間で利益を得られることが挙がっています。
これは、株と違って数日で数倍になるような値動きをすることが要因でしょう。
株の場合、投資額が少ないとどうしても資産を増やすのに時間が掛かってしまいます。
しかし、仮想通貨であれば、ひとつ大きく伸びる通貨を引き当てることで一気に資産を増やすことができますので
投資資金が少ない若年層にとっては非常に魅力的に映ったのではないでしょうか。
しかも、リスクが高いことがネックだったビットコインが、最近はしっかりとした資産として認識されるようになったことも
仮想通貨に投資をする理由になったのかもしれません。
日本人投資家も増加か?
日本のSNSを見ていると、今回のバブルはあまり過熱感が感じられないと言われています。
確かに、インドの200倍を聞いてしまうとそう感じるのは仕方がないのかもしれません。
2017年のバブルを経験した方からすると、新規投資家の増え方はまだまだ足りないように感じます。
しかし、bitbankが公表したデータによると、2月から4月の間に顧客資産が2倍に増加しているという結果が出ています。
その為、少なからず日本でも仮想通貨の投資が盛んになっていると考えられるでしょう。
特にアルトコインに関しては、日本人が優位になっているように思えます。
SNSでは資産を一気に数十倍に増やした人や、億り人が続出しています。
今回のバブルでは、IOSTやDENTなどのテンバガー銘柄を早期に保有していた方は多いのではないでしょうか。
ただ、投資額は海外と比べて伸び悩んでいるのが現状ですので、これからのバブルは日本ではなく海外が主体になって進行していく可能性は高いです。
まとめ
今回はインドで仮想通貨の投資額が急激に増加している件について取り上げました。
インドではこの一年で220億円だった投資額を4.4兆円まで伸ばしており、勢いが非常に高いことが伺えます。
これは、20代から30代の投資家が、仮想通貨で短期間に利益を挙げたいと思っていることが要因だと考えられています。
日本は以前と比べて仮想通貨人口の増え方は低迷しており、あまりバブルを実感することができませんが
今後は、インドのように海外の投資家が爆増することで、新たなバブルが発生することでしょう。