今月の15日に仮想通貨Liskのステーキングサービス開始を発表したコインチェックが、第一回目のステーキング報酬額を発表しました。
日本で初となるステーキングサービスだったので、Liskを持っていない人達からも注目をされていた今回の報酬額。
一体いくらになったのでしょうか。
初回のステーキング報酬額は総計2,251.9LSK
こちらの記事で紹介させて頂きましたが、仮想通貨取引所コインチェックは今月の15日に、日本初となるLiskのステーキングサービスを開始しました。
ステーキングサービスとは、簡単に説明すると株の配当のようなシステムです。
仮想通貨取引所に該当の仮想通貨を預けていると、預けた枚数に応じた報酬を獲得することができます。
今回はLiskが対象だったので、コインチェックの取引アカウントに10LSK以上預けているユーザーは報酬を貰えたようですね。
そして、気になるのはその報酬額。
コインチェックの発表によると、今回得られた報酬は2,251.9LSK(約18万円相当)とのことでした。
https://twitter.com/coincheckjp/status/1219817109246464000
コインチェックとユーザーの分配率は半々なので、約1100LSK程がユーザーに分配されたようですね。
年利は意外と渋い?
報酬額の合計は約18万円にのぼりますが、そこからコインチェックと取り分を分けて、更にユーザー同士で分配をするといくら手元に来るのでしょうか。
実際にLSKの分配を受け取った方を調査してみました。
すると、どうやら1000LSKのステーキングでおおよそ0.034LSKの報酬が得られたようです。
年利にすると、0.17%といったところになりますね。
株の配当でも1%~3%の利回りが一般的なので、相当渋い結果となりました。
とは言え、まだ1回目の結果しか情報がありませんので、今後配当率が変わってくる可能性はあります。
しかし、劇的に変わるということは考えにくいので、ステーキングサービスはあくまでおまけと考えていた方が良いですね。
今後の展開に期待
Liskのステーキングサービスが成功することによって、今後の仮想通貨の在り方に変化が訪れます。
コインチェックやLiskに続いて、他の取引所や色んな通貨でステーキングサービスが行われるようになれば、配当を目的として仮想通貨に投資するユーザーも出てくるでしょう。
そして新規ユーザーの増加によって、仮想通貨全体が盛り上がってくると考えられます。
要はステーキングサービスの実用化によって、仮想通貨に新たな価値が生まれるわけですね。
現在、仮想通貨は決済利用だけでなく、スマートコントラクトや企業利用といった様々な分野で活用できるよう研究が進められています。
そこに更に配当要素が加わることによって、より多様な使い方・運用方法が見つかることでしょう。
まとめ
今回は日本初のステーキングサービスが実施されたLiskの配当についてまとめてみました。
結果としては、1000LSK(約80,000円相当)のステーキングでおおよそ0.034LSK(約2.72円)というなかなか渋い報酬になってしまいましたが、仮想通貨で配当金を受け取れる実績ができたことは、仮想通貨業界にとって大きな希望になったことでしょう。
そして、まだ1回目の報酬しか確定しておりませんので、今後配当率が伸びていく可能性もあります。
この先、他の通貨でもステーキングサービスが実施される可能性は十分ありますので、Liskを持っていないユーザーも今後の報酬に注目しておくと良いかもしれませんね。