skewが21日に公開したデータによると、直近で機関投資家のロングポジションが増加していることが明らかになりました。
週明けの仮想通貨市場は反発して始まっているので、注目したいデータでしょう。
要点
機関投資家のロングポジションが増加傾向に
Long positions held by institutional accounts at the CME have been rising again in October.
For reference, institutions include pension funds, endowments, insurance companies, mutual funds & portfolio/investment managers whose clients are predominantly institutional. pic.twitter.com/96N2XZwo9e
— skew (@skew_markets) October 20, 2019
CMEの機関口座が保有するロングポジションは、10月に再び上昇しています。参考までに、機関には年金基金、基金、保険会社、ミューチュアルファンドおよび顧客が主に機関投資家であるポートフォリオ/投資マネージャーが含まれます。
skewのツイートによると、CEM(シカゴオプション取引所)において、機関投資家のロングポジションが10月以降で増加傾向にあるとのこと。
その規模は9月中旬に比べると、2倍になるとのことです。
ただ、注意したいのはあくまでCME内でのことで、ポジションというのもビットコイン先物のことなので、これがどこまで市場に影響するかは定かではありません。
とはいったものの、skewがいう年金基金、基金、保険会社、ミューチュアルファンドは長期の目線をもち、優れた投資能力をもった投資家経達なので、ここからビットコインが反転するか注目したいところです。
クジラたちは安値をひろっている?
当ブログで話題になっていますが、skewのようなデータがある一方、仮想通貨分析企業Glassnodesのデータでは「クジラアドレス」が暴落以降、過去最高値を記録したことが明らかに。
skewも含め、これらのデータからわかることは、大口投資家が確かに安値を拾っているということでしょう。
実際に、ビットコインチャートを確認すると、暴落以降は83万円で一定の買いが入っていることが確認できます。
ビットコイン円 日足
ただし、繰り返しにはなりますが、これが上昇シグナルになるかは定かではなく、大口投資家の動向は長期的な視点になるので、短期でどこまで価格に影響を及ぼすかは不明です。
まとめ
skewが21日に公開したデータによると、9月から機関投資家のロングポジションが2倍に増加していることが明らかに。
この機関投資家は年金基金、基金、保険会社、ミューチュアルファンドが含まれるとのことです。
これらの大口投資家が先見の明がある可能性が高いですが、このポジションはあくまで先物であることと、大口投資家は長期的な目線であるのは注意したいところです。