昨日まで下落していたビットコインですが、24日朝の時点で小幅に反発しています。
ダウは再び大幅な下落となっており、再び金融市場の動向にも注目です。
要点
ビットコインが小幅に反発
23日まで最安値圏まで接近していたビットコインですが、日付が変わって小幅に上昇しています。
ビットコイン円 5分足 23日~
ただし、現時点では安値圏からの自律反発のレベルに留まるので、引き続き価格動向に注目。
上昇した場合でも、日足レベルではまだレンジ相場となるので、予断は許さない状況でしょう。
ただ、安値を割り込むほど悪いセンチメントでもなく、このまま上下する相場は継続するかもしれません。
110万円を明確にこえてきたら、再び高値トライに注目の展開となりそうです。
ダウが暴落
なお、相関性は定かではありませんが、本日のダウは今年4番目となる大幅な下落となりました。
ダウ 日足
本日は安全資産とされる国債にも資金が流入しており、再び金融市場はリスクオフムードとなっています。
リスクオフ・・・投資家がリスクをとらず、金や国債、円といった安全資産といわれる資産に資金が流入する相場
その要因となったのがトランプ大統領の米中貿易摩擦による「中国けん制発言」です。
↘【ダウ平均】-623.34 (-2.37%) 25628.90 pic.twitter.com/rkxMpAAT2u https://t.co/tD8EtP68zD
NYダウ急落、623ドル安 トランプ氏の対中発言嫌気: 日本経済新聞
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このように引き続き世界情勢は不安定な状態が続いているので、引き続き動向は注目になるでしょう。
こちらは専門家で議論が続いていますが、今年のビットコイン上昇の背景にはこの「世界情勢の悪化・世界経済の不透明感」があるとの指摘も。
前回のダウ暴落時にはビットコインが下落しましたが、今回は「ダウ下落・ビットコイン上昇」という相関性になっているので、両者の相関関係にも注目したいところです。
まとめ
23日まで安値圏まで下落していたビットコインですが、日付が変わり小幅に反発。
本稿執筆時点では109万円程度まで価格が上昇しており、このまま反発できるか注目です。
また、24日のダウ平均は600ドルを超える下落で引けています。
その要因となったのが、トランプ大統領のけん制発言で、金融市場・世界情勢の動向も再びフォーカスされるかもしれません。
ビットコインに関しては、直近で投資家の資金逃避先にもなっているとの指摘もあるので、ダウや世界の株式市場との相関関係にも注目したいところです。