昨日、Bakktのビットコイン先物がローンチされましたが、相場への影響は限定的。
直近の相場動向をまとめました。
要点
ビットコイン下落!100万円の攻防はあるか
既報の通り、ビットコインは短期的なサポートであった105万円が決壊。
そのため、今後は100万円までの下落も視野にはいってきており、価格動向は注目となりそうです。
ビットコイン円 4時間足 7月~
上記のチャートは、7月から現在までの4時間足のチャートです。
100万円から104万円というのは、直近3カ月で何度もサポートを受けた価格帯であります。
そのため、ここが決壊すれば一段安となる公算が高いので、今後しばらくは価格動向が大注目となりそうです。
ただ悲観的かといえばまだそうではなく、これまでと同様、ここから価格が反発する可能性も高いでしょう。
Bakkt開始も相場への影響は限定的
昨日は待望のBakktのビットコイン先物がローンチ。
しかし、今のところ相場への影響は限定的です。
Bakktに関しては、昨年からアナウンスされていたこともあり、すでに市場が織り込んだとも言えるでしょう。
また、ある意味では「セル・ザ・ファクト」でもあるとも言えます。
セル・ザ・ファクト・・・「噂で買って事実で売れ」。あるイベントまで期待感で価格が上昇し、実際にそのイベントが起きると投資家が利確する現象。株・為替の世界では基本的な現象。
著名投資家のポール氏は「出来高が徐々に増していく」とコメントしています。
Probably a more gradual scale up since it’s physical. With CME futures, anyone with the right FCM could immediately trade on launch.
— Ari Paul ⛓️ (@AriDavidPaul) September 22, 2019
物理的であるため、おそらく徐々に段階的にスケールアップします。 CME先物では、適切なFCMを持っている人なら誰でもすぐにローンチできます。
同氏が述べるように、Bakktに関しては長期的な材料となり、直近よりもこれから出来高が増えていくかの方が重要でしょう。
2017年12月に話題になったCBOEのビットコイン先物も、ローンチ直後は価格が下落しましたが、その後1~2年経って徐々に取引が増えていった事例もあります。
これらのことを踏まえれば、Bakktに関しても長期的な目線で見た方がよさそうです。
まとめ
ビットコインは前日から価格が続落し、現在は104万円で推移。
それにより、7月からのサポートである100万円から104万円の重要な価格帯にさしかかっています。
昨日はBakktの先物取引が開始されましたが、今のところ相場への影響は限定的。
著名投資家のポール氏が述べるように、Bakktに関してはこれから出来高が増えていくかが重要なので、長期的な目線で動向をおった方がよさそうです。