昨日お伝えしたビットコインのサポートですが、15日中に下抜けしており、引き続き局面を迎える展開が続いています。
直近のビットコインの相場動向をまとめました。
要点
ビットコインは50日移動平均線を割り込む展開に
既報の通り、ビットコインは200日移動平均線を下抜けて以降、次の重要なサポートが50日移動平均線となっていましたが、15日にその価格帯も下抜け。
このまま続落するようであれば、テクニカルの示唆は下落トレンドとなります。
ビットコイン円 日足
50日移動平均線が位置する92.5万円は、10月いっぱいのレンジのレジスタンスとなっていた価格帯(赤丸でかこった箇所)でもあり、このことから重要な価格帯であることがわかります。
まだ下抜けて時間が間もないので断定はできませんが、いずれにせよ今後数日間さらに価格が下落するのかは注目しておいた方が良さそうです。
現状、200日移動平均線と50日移動平均線はデッドクロスしているため、チャート上は下落トレンド継続を示唆しています。
今後は80万円も再び視野に?
上記で示した通り、今後は80万円の安値トライシナリオも可能性として浮上してきました。
ビットコイン円 日足 7月
上記チャートは今年の最高値である7月の高値と直近の高値を結んだトレンドラインですが、このように結ぶと現在が下落トレンドの中にいるとも判断できます(必ずしも正確ではありません)。
ただ、現在位置している92万円は重要な反発ポイントとなるので、16日・17日の値動きがかなり重要となってきそうです。
ここである程度の値幅で反発することができれば、まだ回復の余地はありますし、反対にこのまま下落するようであれば、下落トレンドシナリオが濃厚となってきます。
いずれにせよ、このような重要な価格帯近辺ではボラティリティー(変動率)が高まり、価格がよく動く可能性が高いので、数日間相場動向は注目となりそうです。
まとめ
ビットコインはかろうじて50日移動平均線が位置する92.5万円のサポートを保っていましたが、15日に下抜け。
しかし、まだ続落するかわからないレベルで推移しているので、今後数日間、どちらに抜けるか注目となりそうです。
仮にこのまま続落するようだと、チャート形状は悪化し、80万円シナリオも浮上してくるので、しばらくの間相場動向は要注目となるでしょう。