3日の仮想通貨市場は全面高の展開となっており、ビットコインは年初来高値を更新しました。
直近の値動きについてまとめました。
要点
ビットコインが年初来高値更新
ビットコインは3日、対ドル価格でこれまでに6%ほど上昇しており、年初来高値を更新しました。
ビットコインドル 日足
現在は昨年から重要な価格帯と位置する5800ドルのレジスタンスにトライする形となっており、ここを明確に超えてくると、いよいよ中長期的な上昇が本格的に始まりそうです。
本稿執筆時点では、5700ドルと一度ターゲットとなる価格をつけていますので、引き続き今後の価格動向に注目でしょう。
ビットフィネックス・プレミアムには要警戒?
ただし、現在の相場は、ビットフィネックスと他の取引所に「価格乖離」が生じており、念のため注意が必要でしょう。
下記の画像は現時点でのコインベースとビットフィネックスの価格です。
ビットフィネックス
コインベース
現在、およそ350ドルほどの価格乖離が生じており、この乖離があるうちは健全な状態ではないことは確かでしょう。
では、なぜ価格乖離が起きているのかというと、先週急落の要因となった「ビットフィネックス・テザー問題」です。
テザーは、先週の報道により、本来米ドルと1:1である価格が下落しており、テザーの取引量が多いビットフィネックスで「価格のズレ」が生じている状況です。
通常この現象は「プレミアム」と呼ばれますが、価格乖離を埋めるために市場が一度調整をはさむ可能性があるので、注意が必要でしょう。
Twitter上で著名なトレーダー、DonAlt氏は、価格の下落を警戒呼びかけています。
The Bitfinex premium is worrisome.
I think we need to dump to get rid of it.
A lot of people expect the same & are shorting.
All of those are underwater & are paying humongous funding.
Screams short squeeze to me.
Once that's done bears get their turn.Up first, down after.
— DonAlt (@CryptoDonAlt) May 3, 2019
Bitfinex プレミアムが気になる。
我々はそれを取り除くために下落する必要があると思います。
多くの人が同じことを期待しています & ショートしています.
それらのすべてが水中であり、でかい資金を払っています。
短いスクイズを私に叫びます。
一度それが行われた熊は彼らの順番を取得します。
同氏が指摘するように、いずれはこの「価格乖離」を埋めるために価格の調整が起きるはずなので、取引をする方は相場動向を注視したほうがよさそうです。
まとめ
ビットコインは3日、年初来高値を更新し、現在は重要な価格帯にトライしています。
ただし、現在はビットフィネックスと他の取引所に価格乖離が生じており、その点は注意が必要でしょう。
短期的なレジスタンスとしては、5800ドルが非常に重要な価格帯となっているので、そこを注視しつつ価格が上昇していくのに期待したいところです。