先週、大きく反発する場面をみせたビットコインですが、日足でみるとレンジ内で推移していることがわかります。
今週の注目価格・ポイントをまとめました。
要点
ビットコインは引き続き200日移動平均線の攻防に注目
先週、大きな反発をみせたビットコインですが、結局、200日移動平均線の突破には至らず。
台風19号が上陸した週末には価格が下落し、週明けも静かなスタートとなっています。
ビットコイン円 日足 暴落後から
上記のチャートは、ビットコインが暴落した9月末からのチャートです。
こうしてみると、現在は下値83万円、上値は200日移動平均線が位置する94万円の値幅10万円レンジで推移していることがわかります。
そのため、今週もこのレンジをどちらかにブレイクするか注目となるでしょう。
上下どちらかに大きく動いた場合、レンジブレイクに注目したいですが、現在の相場は上下でガチガチに固まっているので、このままレンジ相場が継続するのも十分可能性としてあります。
新しい材料にも注目
先週は、ビットコインETFが拒否されたことが話題に。
これで少なくとも年内のETF上場実現はなくなりました。
直近では、ETF以外にBakktも市場は消化してきた形に。
春ごろから指摘されている世界情勢の不透明感も直近で落ち着いてきていることから、今週以降も何か新しい材料が出てくるのに期待したいところです。
もちろん、大口売買で価格が大きく動く可能性がありますが、上記のレンジをブレイクする材料が出てこないと、引き続きレンジ相場が継続してしまう可能性があります。
また、昨年などは、このようにレンジ相場が長引くと、徐々にボラティリティー(変動率)が低下し、上値の重さが意識される展開で最終的に下値が決壊するという流れがありました。
その意味でも、買い目線の人にとっては上昇が長続きするような材料が欲しい場面ではあります。
まとめ
ビットコインは先週、よわよわしい動きが続きましたが、週半ばに大きく反騰。
しかし、台風が上陸した週末には高値で反落し、週を通してみれば決結局はレンジ相場の様相を呈しています。
少し中長期的な目線でみても、ビットコインは下値83万円、上値は200日移動平均線が位置する94万円のレンジ相場になっているので、この価格帯をどちらにブレイクするかが注目となりそうです。