リップル社と戦略的パートナーを結んでいるマネーグラム社の株価が、この1ヶ月で2倍になったことが明らかになりました。
マネーグラムの5月の取引数が前年同月比の107%まで上昇したことが株価上昇の大きな理由だと考えられています。
これまで勢いを落としていたマネーグラムが今後再起を果たすのであれば、連動してリップルも恩恵を受ける可能性があるでしょう。
マネーグラム社の株価が大暴騰
リップル社と提携をしているマネーグラム社の株価が大暴騰を起こし、この1ヶ月で1.5ドルから3.4ドルと2倍以上の価格にまで到達しました。
コロナショックの底値から換算すると、約3倍の快進撃です。
金融緩和のおかげで全体的に株価が上昇している傾向があるとはいえ、何故ここまで株価が上昇したのでしょうか。
その理由は、マネーグラム社の取引数に答えがありました。
マネーグラム社の発表したデータによると、5月の取引数が前年同月比の107%にまで達したとのことです。
マネーグラム社はここ数年、あまり良くない結果しか出していませんでしたが、ようやく本領を発揮したことで再起が目前に迫って参りました。
たった1年で2倍にまで取引数が膨れ上がる快挙を成し遂げられると、投資家も評価せざるを得ませんので、株価も必然的に上昇をしたようです。
リップル社にも影響が?
みなさんが気になるのはリップル社への影響だと思います。
マネーグラムが成果を出しているにも関わらず、XRPの価格に変動はありません。
これは、恐らくマネーグラムがまだリップルをうまく利用しきれていないことが原因だと考えられます。
また、マネーグラムは時価総額300億未満と、まだまだ世界に影響を与えるには実力が足りないこともあり、マネーグラム単体が成長したところでXRPへの影響は出ないでしょう。
ただ、リップル社と提携しているマネーグラムが、今後も成長を続けて送金サービス事業で欠かせない存在になった時、これまで無関心だった他の企業も追従してくる可能性が高まります。
その為、短期的に見ればXRPにとって好材料ではありませんが、長期目線で見ると今回のマネーグラムの快進撃は、XRPにとっても重要な出来事であったと考えられるでしょう。