米NY州議員、仮想通貨マイニングを一時停止する法案提出へ
要点
・米ニューヨーク議会が仮想通貨マイニングの一時停止法案を提出
・環境に関する査定次第で、最大三年間の一時停止が可能となる法案
米ニューヨーク州議会で、仮想通貨マイニングセンターによる
環境への影響を評価できるようになるまで、
その運営を停止する法案が提出されました。
そのあおりを受けてかビットコインは
本日5日最安で580万円を割るところまで下落しています。
法案は、仮想通貨マイニング事業について
3年間、一時停止できる期間を設け、
州がマイニングセンターの温室効果ガス排出の影響、
水質、大気質、野生生物への影響などについて、
徹底的に査定を実施することを提案するものです。
さらに法案は、環境に与える影響の査定が完了し、
ニューヨーク州の温室効果ガス削減目標に
悪影響を与えないことが判明した後にのみ、
仮想通貨マイニングセンターの運営が許可される
としています。
■ネットの反応
先日からアルトコイン銘柄への資金流入が話題になっており、
ビットコインにとっては悪材料となっていますが、ここにきて
ダメ押しのような法案がNYで提出された格好となります。
バンクシーの作品を仮想通貨で競売へ
要点
・サザビーズがコインベースと提携してバンクシー作品の仮想通貨支払いを可能に
・サザビーズとしては初の事例
世界的なオークションハウスのサザビーズは
米最大手の仮想通貨取引所である
コインベースと提携して
世界的匿名アーティスト「バンクシー」の
競売で仮想通貨決済ができるようにしたと
発表しました。
これはサザビーズの初事例となります。
バンクシーは、イギリスを拠点とする路上芸術家として
政治的題材に関する壁画を創作したことで
世界中に知られています。
代表作は『風船と少女』シリーズなどです。
今回、サザビーズの競売対象のバンクシー作品は、
2003年の『愛は空中に』というもの。
落札予想価格は
約3.3億円(300万ドル)〜5.5億円(500万ドル)
と設定されています。
この作品で利用できる仮想通貨は、
ビットコインとイーサリアムです。
サザビーズ側は
「仮想通貨を今回の競売に導入するのは、
ブロックチェーンが採用されたアート市場を
リードし続けるにあたり、非常に重要な一歩である」
とコメントしています。
今回の記事のまとめ
■『米NY州議員、仮想通貨マイニングを一時停止する法案提出へ』について
・アメリカ・ニューヨーク議会で仮想通貨マイニングの一時停止法案が提出
・温室効果ガス削減問題を大きく懸念して、その査定期間を設けるため
■『バンクシーの作品を仮想通貨で競売へ』について
・世界的オークションハウスのサザビーズがバンクシー作品を仮想通貨で支払い可能に
・対象の通貨はビットコインとイーサリアム
本日のビットコイン相場は下降気味となりました。
その要因として、アルトコイン・イーサリアムへの資金流入と
仮想通貨マイニングへの批判や停止の議論が白熱しているからだと
言われています。
環境問題の解決は世界人類共通の命題ですが、
仮想通貨マイニングが本格的に目の敵にされると
ビットコイン価格への悪影響が今後も懸念されるところです。