オンラインゲーム企業ネクソン、ビットコイン購入で約45億円の評価損
要点
・東証1部上場企業ネクソンがBTC購入で45億円の評価損を計上
・同社は4月に110億円相当のビットコインを購入していたがその後価格暴落
オンラインゲーム企業の株式会社ネクソンが1日、
2021年12月期第2四半期個別決算において
約45億円の仮想通貨評価損を
営業外費用として計上することを発表しました。
同社は、4月に
1億ドル(110億円)相当の
ビットコインを購入していました。
ネクソンは、営業外費用として、
保有する仮想通貨の評価損で44億9900万円を計上。
購入を発表した際、1BTCあたりの平均取得価額は
約58,226ドル(6,446,183円)、
計1,717BTCを保有したといいます。
しかし、イーロン・マスク氏のツイートや
中国政府による仮想通貨規制法の影響をうけて
ビットコイン価格は暴落。
現在のビットコイン価格は300万円台を推移しており、
大幅な評価損を計上する形となりました。
ネクソンの手掛けるゲームで代表的なタイトルは
『メイプルストーリー』や『カートライダー』、『アラド戦記』
といったシリーズです。
■ネットの反応
ネクソンの平均取得単価は644万円ですから
ほぼ天井に近い場所での高値掴みとなってしまいました。
カザフスタン、2022年から仮想通貨マイナーに追加課税へ
要点
・カザフスタン大統領が仮想通貨マイナーへの追加課税法案に署名した
・この法改正は来年1月から施行される
カザフスタンのトカエフ大統領は
仮想通貨マイナーに追加課税を行うための
新しい法律に署名しました。
現地のマスコミKursivによると、
この新しい法律では仮想通貨マイナーが
使用する電力1キロワット時あたりに
1カザフスタンテンゲ(0.26円)を追加で課税するものです。
この追加課税は、国税法改正によるもの。
カザフスタン議会は6月中旬にこの法案を可決しています。
この追加課税は来年1月から有効になります。
カザフスタンは最近、仮想通貨マイニングの
新しい中心地として浮上している国家です。
実際に中国政府が仮想通貨マイナーへの取締りを強化する中、
ビットコインマイナーが中国からカザフスタンへと
移転する動きも出ています。
今回の記事のまとめ
■『オンラインゲーム企業ネクソン、ビットコイン購入で約45億円の評価損』について
・東証1部上場企業ネクソンがBTC購入で45億円の評価損を計上
・同社は4月に110億円相当のビットコインを購入していたが価格暴落
■『カザフスタン、2022年から仮想通貨マイナーに追加課税へ 』について
・カザフスタン大統領が仮想通貨マイナーへの追加課税法案に署名
・この法改正は来年1月から施行される
ネクソンがビットコインを644万円で高値掴みして
45億円の評価損を出してしまったというニュースは
ゲームファンを中心に拡散されて現在も投資家の間で話題になっています。
なおネクソンの株価はこの発表を受けても無風状態であり、
発表から一夜明けた本日の終値は26円高になりました。