日経平均株価、2日続けての大暴落!ビットコイン暴落の影響か
要点
・日経平均株価が20日に続いて、本日21日でも大幅続落
・米国株安とビットコイン安に影響されての暴落かと指摘されている
21日午前の日経平均株価は
前日比638円安の2万8,462円で終了しました。
20日から引き続きとなる全面安です。
欧米の株安をそのまま引き継ぐ形で、
節目の2万9000円台もあっさり割りました。
国内のアナリストは暴落の原因を
「週末のビットコイン急落」
「TSMCの年次報告書で米中懸念が取り上げられたこと」
「東京五輪を控えているのに、
国内の新型コロナ対策が拙く再拡大が懸念されていること」
と指摘しています。
■ネットの反応
リスク分散を意図して、株式とビットコインに投資していた人は
ダブルショックで資産に大打撃を受けている模様です。
上記の記事以外にも不安材料は少なくないご時世ですが
今は下げ止まりを祈りましょう。
米ドルとビットコインが共に低迷する珍しい現象に
要点
・一般的にドルが下がれば、仮想通貨や金は上昇すると言われるが同時下落
・現在のビットコインには強い売り圧があると分析されている
ビットコイン価格は20日から大きく下落しています。
その一方で米ドル指数(DXY)は数週間ほど下落を続け、
7週間ぶりの安値となる90.85ドルを記録しました。
一般的にビットコインや金といった安全資産は、
ドルが下落すると買われ、価格が上昇するものと見られます。
数々のチャートがそれを示してきました。
しかし、ここにきてドルとビットコインが同時に下落する
非常に珍しい現象となっています。
ビットコインはここ数日間、
56000ドルというレジスタンスを突破できず
50日移動平均線を超えることに苦労していることから、
強い売り圧力がかかっていると一部で分析されています。
10Tホールディングスの共同創業者である
ダン・タピエロ氏は、
ドルの弱気相場はまだ始まってもいない
と分析して、さらに下降すると予想しています。
今回の記事のまとめ
■『日経平均株価、2日続けての大暴落!ビットコイン暴落の影響か』について
・日経平均株価、前日に引き続き本日も大暴落し、29,000円台を割る
・背景には新型コロナ感染者拡大懸念や、ビットコイン下落などがあると指摘
■『米ドルとビットコインが共に低迷する珍しい現象に』について
・ドル下落のリスクヘッジとなる安全資産(ビットコイン)がドルと共に下落
・また、さらにドルが下落していくとの分析もある
日経平均株価は本日14時現在では前日比620円安となっています。
NYダウも下落して、ビットコイン価格もじりじりと停滞しています。
今週には収まるという見方も一部でありますが、米中関係などの
世界情勢の不安材料も依然として課題となっており、
投資家の皆さんにおいては、しばらく忍耐の時になりそうです。