ビットコインの暴落は逆に儲けるチャンス。
中国では、そのような見方の投資家が多いのか、新型コロナウイルスの影響で暴落しているビットコインの注目度が高まっています。
実際に、中国版ツイッターの「weibo(ウェイボー)」で、トレンド入りするほど。
仮想通貨の取引が全面的に禁止されている中国でのビットコイン市場とともに、詳しく紹介していきます。
目次
中国版ツイッター(ウェイボー)でBTCがトレンド入り!
2月には100万円を超えていたBTCの価格が、3月13日には一時42万円台まで落ち込みました。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受けての暴落でしたが、中国版ツイッターのウェイブではかなりの関心が集まっています。
ウェイボーのトレンド推移で、「ビットコイン」の検索ワードがホットサーチ入り、つまりトレンド入りしたとデータメディアlonghashが発表しました。
さらに、中国版グーグルと言われている大手検索エンジンのBaiduも、コロナショックの暴落で逆にビットコインの検索数が急上昇し、関心が高まっていることが判明。
仮想通貨の取引が全面的に禁止されている中国とは思えないほどの関心の高まりとなっています。
ビットコインを始めとした仮想通貨が急落で、逆に中国人の関心が高まっている
中国版ツイッターのウェイボーでは、以前にもビットコインが急落した際に、「ビットコイン」というワードがトレンド入りしました。
全面的に仮想通貨の取引が禁止されている中国ですが、自国通貨の不安定さや資産減少の恐怖心から、金やビットコインを始めとした海外資産の需要は以前から高くなっています。
全面禁止はされているものの、AlipayやWechatPayを経由したOTC取引を行うことで、国の裏をつく中国人投資家も多く、水面下で多くのビットコインが動いていることが推測できます。
今回のコロナウイルスの影響で、一番影響を受けているのが中国人投資家なのかもしれません。
そのため、ビットコインを資産として保有している中国人投資家は、嘆いているとは思います。
一方で災害や経済不振、国の有事の際には金やビットコインなどに目をつける中国人投資家が多く、今回の暴落で逆に底での買いを狙うために関心を高めているということも大いにあります。
そのため今回の暴落がセリクラとなり、ビットコインの上昇の兆しになるかもしれません。
実際に、BTCを始めとした仮想通貨は底をつき下げ止まっている
ビットコインは3月に入ってから暴落が続き、先日の13日には一時42万円台を記録するまで下落しました。ただ、次の日の14日には、65万円台を記録し、15日の現在は57万円前後で横ばいになり比較的安定して取引されています。
2月半ばには、リスク回避のためか、ビットコインは一時的に114万円台まで上昇していました。その時に比べると、現在の57万円台の値段は半分近くとなっていますが、一度42万円台につけてから、急上昇し、下げ止まっていることから、底をついたのでは? と考える投資家も増えています。
実際に、コロナウイルスはヨーロッパやアメリカで拡大を続けてはいるものの、中国ではすでにピークアウトを迎え、新たな感染者の人数よりも回復した感染者の人数の方が多いというデータが開示されています。
今後ビットコインやコロナウイルスがどうなるかは分かりませんが、今後ビットコインが上昇し続けることになれば、中国人のお金や投資に関する嗅覚は本物なのだと分かりますね。
まとめ
表では取引が全面禁止となっている中国。ただ、水面下で大量のビットコインが取引されていることから、中国人の投資家の動きによっては、今後もビットコインの値段が大きく推移する可能性もあります。
日本国内の投資家は、ツイッターで最新の情報収集を行っている方も多いと思いますが、中国版ツイッターのweiboでも最新情報や動きを追う必要があるのではないでしょうか?