先週のリップルは、少しずつ価格を上げる傾向が続いています。
3月8日から上昇が始まっていて、現在では100円に近づく様相です。
このまま大台を突破するのでしょうか。
先週を中心に、リップルの値動きを解説します。
要点
先週のリップル相場まとめ
先週のリップルのチャートを確かめましょう。
GMOコイン販売所の日足で紹介します。
3月15日から5日連続で価格が上昇しています。
15日の始値が88.813円に対し、19日の終値が96.796円でした。
この間の上げ幅は約9%です。
90円前後の攻防を突破して、いよいよ100円台に近づいてきました。
突破すれば2月10日の高値である102.698円以来になります。
リップルは上昇トレンドが続いているので、大台突入も考えたいところです。
リップルの上昇トレンドが続く要因
リップル社の上昇トレンドの要因として、以下が挙げられます。
・米FOMC(連邦公開市場委員会)会合終了による投資家心理の改善
最近のロシアでは法定通貨であるルーブルの価値暴落が問題になっています。
これを受けてCoinpostは、ロシア国民の仮想通貨市場への逃避を取り上げている状況です。
ビットコインをはじめとする仮想通貨価格が最近上がっているのも、ロシア人が資産キープの一環としてそれを持ち始めたからとされます。
リップルは米リップル社による中央集権管理であり、全世界のネットワークによる分散管理型のビットコインやイーサリアムとは異なる性質です。
中央集権という信頼性から、ロシアからのリップルの買い注文の増加も想定されます。
このように有事になると、リップルの特殊な性質がポジティブな効果を出すのかもしれません。
米FOMC会合終了による投資家心理の改善もポイントです。
15日~16日に会合が開かれ、アメリカで0.25%の利上げが決まりました。
利上げ幅が小さかったことが、投資家の安心を呼んだ可能性があります。
以上の要因から、リップルは15日~19日に連続して値を上げたのでしょう。
アメリカで経済に関連した重大な発表があるときは、仮想通貨も相場が不安定になる可能性を考えなければいけません。
しかし今回のリップルは、結果として安定した価格上昇が続きました。
このように大きなイベントを無難にしのいだことが、リップルの相場安定の要因でしょう。
今後のリップルの価格予測は?
今後のリップルは、しばらく価格上昇が続く可能性があります。
GMOコイン販売所の日足チャートにおける移動平均線では、ゴールデンクロスが果たされたからです。
画像では5日分の平均価格をグラフ化した青の移動平均線と、25日分の赤線があります。
3月11日~12日のあたりでゴールデンクロスが起きていました。
この影響がリップルの上昇トレンドを決定づけています。
FOMCの期間中でも相場の不安定化がなかったのは好材料です。
ゴールデンクロスは、仮想通貨市場のトレンドを決めるうえで強力といえます。
以上から今後も前向きな市場動向が続くでしょう。
まとめ
リップルはゴールデンクロスを味方につけながら、着実に価格を伸ばしています。
今週には1XRP100円台も想定される状況です。
ここで買い注文を出せば、高く売れる可能性があります。
今回の上昇トレンドがいつまで続くのかに期待しましょう。