先週のリップルでは、価格下落が目立ちました。
3月29日～31日の下落幅が大きく、先々週の水準を下回ったのが気になります。
これが下落トレンドへの転換につながるのでしょうか。
リップルの相場分析を踏まえ、今後の価格予測を解説します。
要点
先週のリップル相場まとめ
先週のリップル相場は以下のとおりです。
GMO販売所の日足チャートで見ていきましょう。
先週のリップルでは、3月29日～31日の下落が目立ちました。
29日の始値が109.938円のところ、31日には98.186円まで下がりました。
この間の下落率は約12％です。
31日の下落では、先々週の最低水準も下回ってしまいました。
22日以後は99円を上回る日が続いていたからです。
4月1日からは100円前後の攻防が続いていますが、3月末の下落が気になります。
28日には102.037円が始値のところ、終値が109.938円まで上がったため、その反動による価格調整の可能性もあるでしょう。
しかしそれにしても29日～31日の下落幅が大きいため、トレンド転換への警戒も必要です。
3月29日～31日の価格下落について
リップルの3月29日～31日の下落幅は、同時期のビットコインやイーサリアムより大きいといえます。
まずはビットコインのチャートを見てみましょう。
ビットコインの3月29日の始値は590万0577円でした。
31日の終値は553万5285円になっており、下落率は約6.6％です。
次はイーサリアムを見てみましょう。
29日の始値は41万9038円で、31日終値は39万7553円でした。
この間の下げ幅は約5.4％でした。
同時期のリップルの下げ幅は約12%と大きくなっています。
ビットコインやイーサリアムのような高額時価の銘柄が下がったために、リップルもつられただけと感じる方もいるでしょう。
しかし下げ幅に差が出ている以上、リップルだけに見られるネガティブな要因が市場で働いているのかもしれません。
こちらでは原因不明ですが、今後も独自の値動きに気をつけてください。
今後の価格予測は？
今後のリップルの価格予測は、以下の2つがポイントです。
・ほかのアルトコインの台頭に隠れ、価格下落の可能性
上昇トレンド中の一時的な値下がり時に安く買うことを「押し目買い」と呼びます。
押し目買いのあと価格上昇が続けば、高値の売却で利益をもらえるしくみです。
このような戦略を取る投資家に、リップルは助けられるかもしれません。
ビットコインやイーサリアムも3月29日～31日には下落しましたが、翌日以降はレンジ相場が続いています。
2銘柄が上方へレンジブレイクを果たせば、リップルもそれにつられて価格を伸ばすかもしれません。
しかしネガティブな材料として、別のアルトコインの話題性が挙げられます。
他銘柄の勢いにリップルが押され、価値を伸ばせなくなるかもしれません。
リップルの代わりが注目されると、仮想通貨の時価が下がるように、将来性にも影響が及びます。
たとえば最近は以下の4銘柄が話題です。
・アバランチ（AVAX）
・アイオーエストークン（IOST）
・パレットトークン（PLT）
Coinpostは3月31日にソラナとアバランチが前日比10％以上のプラスになったと報じています。
4月1日にはパレットトークンが前週比58.89％、アイオーエストークンが60.32％のプラスを記録しました。
このようにアルトコインからは、話題性を強める銘柄が続出中です。
リップルの開発会社は、世界中の金融機関と提携して、ネットワーク拡大に努めています。
しかし目立った効果がなければ、将来性への影響が懸念されるでしょう。
今後はリップルがポジティブな話題を提供できるかがカギです。
まとめ
先週のリップルは3月末の値下がりが大きく、上昇トレンドの勢いが止まってしまいました。
このまま下落トレンドに向かうと、また我慢のシーズンが続きそうです。
しかし前述の下落がただの価格調整局面だとすれば、まだチャンスは残っています。
今後はほかのアルトコインに負けない話題性もカギになるでしょう。
これからのリップルの動向を見守りたいところです。
