今週のリップルは下落トレンドが始まった印象です。
4月6日の暴落をきっかけに、1XRP100円から遠ざかってしまいました。
今後どこまで価格が下がり続けるのでしょうか。
リップル市場の現在をまとめました。
要点
今週のリップル相場
今週のリップル相場を確かめましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
今週でリップルは、下落トレンドに入りました。
4日、6日、8日と段階的な価格ダウンが見られます。
週の始めである4日の始値は101.753円でした。
しかし8日の終値は93.630円まで下がっています。
この間は約8.7%の下げ幅です。
今週の段階的な下落は、リップルのトレンド転換を決定づけたでしょう。
リップルの価格ダウンの背景は?
リップルの相場が冷え込んだ要因として、以下の2つが挙げられます。
・ビットコイン市場の不調に引っ張られている
最近のリップルはほかのアルトコインに比べて、話題性に欠けます。
2022年4月10日時点でCoinpostの最新トピックは、リップルネットのCBDC代替としての利用をめぐるアラブ通貨基金の言及でした。
最近のアルトコインでは、ビットコインの大量購入で話題のテラが目立ちます。
テラの非営利組織である「Luna Foundation Guard」は、開発中であるステーブルコイン「TerraUSD」の準備金調達のため、仮想通貨アバランチを約124億円買うことを計画中です。
以上の結果、アバランチの相場が上がりました。
しかしリップルにはこのようなインパクトのある話題がなく、投資家の関心が薄れている印象です。
またビットコインも最近は下落トレンドに入っており、リップルがそれに引っ張られているイメージもあります。
GMOコイン販売所の日足チャートで、最近のビットコインの値動きを見てみましょう。
このようにビットコインは、5日から相場下落が続いています。
ビットコインは仮想通貨市場におけるシェアが大きいので、こちらが不調だとアルトコインがつられがちです。
リップルもこのような傾向に逆らえず、価格を下げているのでしょう。
以上からリップルは、しばらく仮想通貨全体の景気の影響を受けそうです。
リップルの価格回復のカギは?
リップルの価格回復のカギは、大きなトピックにあります。
前向きなトピックが仮想通貨業界で話題になれば、相場を押し上げるでしょう。
2021年にリップル社のBrad Garlinghouse最高経営責任者は、その年のリップルが好調だったと語りました。
その理由としてリップルネットによる送金ネットワークの発展や、事業拡大が挙げられています。
送金ネットワークや事業の拡大が効果を出せば、多くの投資家が再びリップルに集まるでしょう。
話題が多いほど、投資家もその仮想通貨に関心を寄せるからです。
リップルの価格が高水準での安定を見せるには、世界中の人々が注目するほどのポジティブな話題にかかっています。
まとめ
今週のリップルは下落トレンド入りが明確になりました。
最近はこれといったトピックもないまま、ビットコインの不調につられた印象です。
これから前向きな話題が出てくれば、巻き返しの可能性があるでしょう。
しかし来週以降しばらくは、リップルへの期待感は小さいと見られます。
上昇トレンドへの転換のタイミングを待つのが賢明でしょう。
同時にリップル関連のニュースで新しいトピックがないか、小まめに調べるのがおすすめです。