今週のリップルは、ついに一時50円台を割る冷え込みでした。
週末は反発も見られましたが、今後も油断はできません。
下落トレンド中の価格調整局面の可能性もあり、来週になってさらに落ち込む可能性に警戒してください。
今週のリップルの市況を解説します。
要点
今週のリップル市場まとめ
今週のリップル市場を確かめましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証を進めます。
今週のリップルは週前半に暴落が目立ち、週後半には回復の兆しを見せています。
まず週前半の暴落により、一時50円を下回ったのがポイントです。
今週月曜日だった9日の始値は72.746円でした。
しかしその日の終値は63.751円まで落ち込んでいます。
加えて11日の暴落もひどい様相です。
始値が65.239円だったところ、終値が47.039円でした。
50円台~60円台の攻防も許さず、一気に落ち込んだ形です。
ここ最近のリップルとしても、価格の落ち方が異様でした。
しかし翌日からリップルには回復の兆しが見えます。
12日の始値は47.037円でしたが、13日には53.551円まで回復しています。
それまでは50円を下回るほどの冷え込みでしたが、最低ラインを取り戻しました。
一方で12日から始まった価格上昇局面は、下落トレンド中の反動ともとれます。
9日や11日の落ち込みがあまりにもひどかったために、かえって価格が反発したという考え方です。
一時的な反発に過ぎない場合は、今後も下落トレンド継続に気をつけなければなりません。
いずれにしても今後のリップルは、再び50円を下回る安値取引に警戒が必要でしょう。
リップル暴落の原因は?
今週のリップルの暴落の原因は、短期・長期ともに前向きな材料が見られなかったからでしょう。
移動平均線つきのチャートを確かめてください。
青線は5日の短期、赤線は25日の長期移動平均線です。
2本の移動平均線は、今週末にかけて下向きが続きました。
これは下落トレンドがしばらく続くことをうかがせます。
今週末の回復基調により、一時的に青線が上向く可能性もあります。
しかしその場合も油断はできません。
赤線を追い越して上昇トレンドを引き起こすゴールデンクロスが起きる前に、青線が伸び負けて再び急降下する可能性があるからです。
以上からリップルが50円を一時下回った結果は、移動平均線を見ても必然だったかもしれません。
今後の価格予測は?
今後のリップル市場も、前向きな展望は描きづらいでしょう。
移動平均線による短期・長期トレンドともに下向きだからです。
今週末の価格回復基調も、ただの調整局面で終わる可能性があります。
来週にかけてリップルや仮想通貨業界全体にポジティブな情報があれば、逆転もあるでしょう。
そのときは移動平均線も短期線から上を向く可能性があります。
しかし15日時点では、そのようなポジティブな情報は見られません。
世界経済では米国で利上げの機運が高く、仮想通貨業界ではテラの暴落など、ネガティブな情報が揃っています。
以上を考えると、来週は一気のトレンド逆転を望みづらい状況です。
まとめ
今週のリップルは、週前半に暴落が目立ちました。
そのため一時は1XRP50円割れも起きています。
その反動による価格反発もありますが、今後も油断できない情勢です。
少なくとも仮想通貨の現物取引をしている方は、今後もリップルに手を出しづらいでしょう。
チャートやニュースから、トレンド逆転のきっかけを待つ方がよさそうです。