アルトコインのなかでも将来性が高いリップルが、先週急な価格上昇を見せました。
先月末から上昇トレンドが続いていますが、今後のさらなる伸びにも期待がかかります。
11月にリップル主催のイベント「SWELL」があり、新情報が市場を刺激する可能性があるからです。
今回はリップルの現在の状況と、これからの値動きの予想を解説します。
この記事を参考にしながら、新たに買うべきかを見極めてください。
要点
先週末にリップルの価格が急上昇
まずは10月11日時点のリップルの値動きを見ましょう。
画像はGMOコインの販売所における日足チャートです。
先週は10月9日の値上がりが目立ちました。
始値が116.781円だったのが、終値が128.321円まで伸びています。
翌日も終値が129.185円で、2日間で約10.6%の上げ幅になっています。
9月は下落ムードが目立ったリップルですが、ここにきて回復ムードが漂ってきました。
下落トレンドの反動で、しばらく価格が伸び続けるのでしょうか。
今週もそうした値動きに注目が集まりそうです。
先週のリップルの価格上昇の要因として、現在抱えている裁判についての前向きなニュースが挙がります。
5日のFINANCE FEEDS報道によると、リップルが絡む裁判に、実際の保有者が法定で助言する役割として参加できるようになったのです。
これはリップルの保有者が直接の証言者として法廷に立てるわけではありません。
しかしいわゆる「裁判所の友」(amicus curiae)としてJohn Deaton弁護士がリップル保有者の代表となり、リップル側に裁判が有利になるアドバイスを送れます。
2020年12月にリップルはSEC(米証券取引委員会)から提訴を受けています。
SECはXRPが有価証券で、リップルはSECに届け出ずして発行し、投資家に売買をさせていると主張しているのです。
今回の報道により、リップル側が裁判を有利に進めやすくなったとして、楽観的な買い注文が集まったのでしょう。
リップルの今後の値動きは?
リップルの今後の値動きは、近日開催される大型イベントによってさらなる上昇が考えられます。
2021年11月9日~10日にリップル主催のカンファレンスイベント「SWELL」が開催されるのです。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大のなかでも、オンラインイベントとして開催されました。
SWELLでは毎回、リップルに関する新情報が話題になります。
今年も発表内容への注目が予想されるので、市場への影響を慎重に見守る必要があるでしょう。
SWELLでリップルの前向きな動向が明らかになれば、今よりもさらなる高値に期待が集まります。
しかし値上がりが実現したとしても油断はできません。
イベントが過ぎれば注目度が一旦落ち着き、反動で価格がある程度落ちる可能性があるからです。
いずれにしても今年のSWELLがリップル市場に与える影響は見逃せません。
まとめ
先週のリップルは、9日の値上げが大きく目立つなど好調でした。
長いスパンで見ても9月末から値上がり傾向が続いており、景気の良い状態がしばらく続きそうです。
11月にはリップル主催の恒例イベント「SWELL」もあるので、市場への影響が注目されます。
ここで新しい発表があれば、仮想通貨業界のトレンドになるでしょう。
以上から11月上旬までは値上がりの傾向が続く可能性があります。
この記事を参考に、リップルを買うべきか判断を下しましょう。