エルサルバドル、ビットコイン信託の利益で動物病院を設立へ
要点
・ビットコインの法定通貨制度を施行したエルサルバドルがBTC信託の利益で動物病院設立を発表
・ビットコイン信託は8月に発表されたばかりだが、建設費用となる利益は400万ドル（4.5億円）に登る
エルサルバドル政府は9日、
ビットコインの価格上昇に伴い発生した
400万ドル（4.5億円）相当の利益で
動物病院を設立する方針を発表しました。
同国のビットコイン信託で運用する米ドルを出資し、
ビットコインは売却しない形です。
同国のナジブ・ブケレ大統領は9日、SNS上で計画を発表。
「Chivo Pets」と呼ばれる施設で、
12のクリニックと4つの緊急外来と手術室や、
リハビリエリアなど幅広い機能を兼ね備える予定です。
同国のビットコイン信託の設立は
8月末に発表されたばかりですが、
報道時点では160億円規模にのぼっていました。
同ファンドの設立は
世界で初めて仮想通貨の法定通貨化を認める
ビットコイン法に含まれています。
ビットコインを推進する積極的な政策が目立つ一方で、
エルサルバドル政府のビットコイン法導入は
仮想通貨界隈からの賞賛に値しない
という反対意見も見られています。
イーサリアム（ETH）の共同設立者である
ヴィタリック・ブテリン氏は8日、
海外掲示板サイトRedditにて
ビットコインの利用を半強制的に導入したブケレ政権を批判。
特に企業のビットコイン採択を「強要」している点が
仮想通貨の信条の一つである自由を侵害すると指摘しました。
■ネットの反応
エルサルバドルのビットコイン政策が早くも実績を上げており
ビットコインなど仮想通貨の信用度が国際的に上がる事を望む投資家にとっては
幸先の良いニュースとなっています。
ビットコイン過去最高値も射程圏内、XRPは前日比一時10%高
要点
・週明けもビットコインの続伸が止まらず、過去最高額の700万円を更新する勢い
・なおアルトコインではXRP（リップル）も前日比＋10％の高騰
週明け11日の仮想通貨市場において
ビットコイン価格は、前日比1.8%高の624万円
（55,500ドル）と続伸しています。
5月〜7月まで下落トレンドにあった仮想通貨市場は、
8月以降一転して上昇基調になり
過去最高値の64,900ドル（700万円）を
近々更新しそうな勢いとなっています。
東京株式市場では、総選挙を控えた岸田総裁が、
金融所得に関する増税先送りの
意向を表明したことを受けて、
一時500円超値上がりしました。
アルトコインでは10日時点でXRP（リップル）が前日比+10%上昇し、
一時1.2ドル付近に達しました。
XRPを開発する米Ripple社が、
SEC（証券取引委員会）から
有価証券問題で提訴される中、
裁判の進捗がポジティブ視された可能性もあります。
Ripple側は、元SEC長官の
ウィリアム・ヒンマン氏による
「イーサリアムに証券性はない」と言及した
18年6月14日のスピーチ内容
（デジタル資産に関するフレームワーク）を根拠に、
「XRPは証券ではなくユーティリティトークンに該当する」と反論。
SEC側は、元長官の発言は組織の公式見解ではなく、
私見であると主張しています。
今回の記事のまとめ
■『エルサルバドル、ビットコイン信託の利益で動物病院を設立へ』について
・ビットコインの法定通貨制度を施行したエルサルバドルがBTC信託の利益で動物病院設立を発表
・ビットコイン信託は8月に発表されたばかりだが、建設費用となる利益は400万ドル（4.5億円）に登る
■『ビットコイン過去最高値も射程圏内、XRPは前日比一時10%高 』について
・週明けもビットコインの続伸が止まらず、過去最高額の700万円を更新する勢い
・なおアルトコインではXRP（リップル）も前日比＋10％の高騰
現在のビットコイン価格は630万円台後半。
前週比＋20％、前日比＋3％と上り調子が止まらず
来週を待たずに700万円に到達しそうな勢いです。
700万円前後に利確売りでひと波あるかも知れませんので
買いで入る人はご注意ください。
