
今週のリップル相場は、27日の大幅下落が目立ち、ネガティブなムードが漂っています。
 しかしそこから値上がりが連続しており、回復の兆しともとれるでしょう。
2021年11月9日~10日にはSWELLが開催されることもあり、そちらも意識した予測が重要です。
 今回はリップルの今週の相場をまとめたうえで、これから考えられるSWELLの影響を解説します。
要点
今週のリップルの相場は?
まずはリップルの今週の相場をチェックしましょう。
 GMOコイン販売所の日足チャートで確かめます。
 
 
  
週の初めである25日から2日連続で値上がりしました。
 25日時点の始値が120.083円に対し、26日の終値は129.996円まで伸びています。
しかし27日に暴落し、終値が113.212円まで落ちました。
 結果的にこの1日が、今週の相場情勢に大きな影響を与えています。
28日からは値上がりムードが続き、29日終値が121.023円まで回復しました。
 週の始値より高くなりましたが、トレンドを決めるまでにいたっていません。
今週のリップルの相場でも、一進一退の状況が続いています。
27日はビットコイン、イーサリアムなども大幅な下落を見せており、リップルもそれに引っ張られた可能性があります。
25日~26日の上げ幅が良かっただけに、手痛い影響を受けました。
  
11月開催のSWELLとは?

リップルは2021年11月9日~10日にカンファレンスイベント「SWELL」を開催予定です。
 主に仮想通貨や経済情勢をめぐるスピーチや、関連企業の新発表などが出ます。
 そこではリップルの最新情報が明らかになり、市場への影響もあるでしょう。
2020年ではオンラインイベントでの開催でしたが、さまざまな内容が明らかになりました。
 たとえば中央銀行デジタル通貨(CBDC)、仮想通貨やデジタルアセットをめぐるグローバルな規制などさまざまな話題が登場しています。
こうした経済界にかかわるテーマについて、業界人や専門家が登壇しスピーチを展開しました。
2018年にはビル・クリントン元大統領が登場するなど、著名人の登壇も目玉になります。
 SWELLの話題がリップルの市場に直結する可能性は高いでしょう。
  
過去に開催されたSWELLの影響は?
過去のSWELL開催時期の価格変動を参考にしましょう。
 
 
  
2020年は10月14日~15日に開催されました。
 開催直前までは価格の乱高下を繰り返しながら、だんだん相場を上げてきた印象です。
しかし13日から値下がりが目立ち、このムードは16日まで続きました。
 
 
  
2019年は11月7日~8日にSWELLが開催されました。
 しかし開催前日の6日から下落トレンドが始まっています。
結果的に下落トレンドは長期化し、その年の年末まで続きました。
以上から考えると、SWELLの開催時期に売り注文が殺到しやすいようです。
 開催によって注目度が一段落するからでしょう。
 このようにSWELLの特需が続くのは、開催直前までと見た方がよさそうです。
  
まとめ
今週のリップルも一進一退の様相でした。
 とくに27日の暴落が大きかったようです。
 この日はビットコインやイーサリアムでも大幅な下落になったので、それに引っ張られた可能性もあるでしょう。
11月10日のSWELLに向けて、注目度の上昇も予想されますが、開催日前後から売り注文が殺到する可能性があります。
 リップルの新発表が価格上昇に結びつく可能性は低そうです。
今回の記事で述べた傾向を参考に、買いや売りのタイミングを正確に決めましょう。