米リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、30日に参加した仮想通貨カンファレンス「Consensus 2024」で、新たな仮想通貨現物ETFの誕生を予測しました。
コインデスクが同氏の発言を、31日に報じています。
ガーリングハウスCEOによるとXRPやソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)に将来的なETF化の可能性があります。
ビットコインやイーサリアムの現物ETFの誕生を受け、他銘柄の追従が期待される状況です。
ガーリングハウスCEOの見解や、これまでの仮想通貨現物ETFの動きを踏まえ、新たにETF化されそうな銘柄を見ていきましょう。
要点
リップル社CEOが新たな仮想通貨ETFの誕生を予測
リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは30日に参加したイベントで、新たな仮想通貨現物ETFの実現の可能性を語りました。
自社開発したXRPだけでなく、ソラナやカルダノにもETF化の可能性があるといいます。
2024年は仮想通貨現物ETFが話題になったため、ガーリングハウスCEOも今後の展望に大きく期待しているのでしょう。
しかしアルトコインの現物ETF化の可能性をめぐり、さまざまな議論が行われる状況です。
ビットコインと性質が違うほか、市場価格が不安定になるリスクも問題でしょう。
ガーリングハウスCEOも、アルトコイン現物ETFの承認について、一定の課題を認めている
それでもガーリングハウスCEOの予測は、仮想通貨業界に希望を抱かせるでしょう。
ビットコインやイーサリアムの現物ETFを見れば、今後の展開に期待できるかもしれません。
果たして3銘柄目以降の仮想通貨現物ETFは、何になるのでしょうか。
これまでの仮想通貨現物ETFをめぐる動き
米国ではこれまで、ビットコインとイーサリアムの現物ETFが承認されています。
ビットコイン現物ETFは、2024年1月に承認されました。
同時期にビットコイン自体が1000万円を超えるなど、仮想通貨業界に大きな影響を与えています。
また世界中におけるビットコインETFの保有量は、100万BTCを超えました。
イーサリアム現物ETFは、2024年5月に承認されました。
米SEC(証券取引委員会)は、イーサリアム現物ETF発行者に対し、S-1提出書類の草案の提出を求めています。
仮想通貨ETFが取引開始へいたるには、S-1届出書の認定が必要です。
新たな手続きが完了すれば、イーサリアム現物ETFの取引がスタートします。
ビットコイン現物ETFは活躍が始まっており、イーサリアム現物ETFの売買ももうすぐ始まりそうです。
今後どの銘柄が現物ETFになるのか
今後仮想通貨現物ETFが誕生しそうな銘柄は、以下のとおりです。
・ソラナ(SOL)
・カルダノ(ADA)
・テザー(USDT)
・USDコイン(USDC)など
XRPやソラナ、カルダノは、リップル社のガーリングハウスCEOが現物ETF化しそうな銘柄として挙げていました。
CoinMarketCapによると、2024年5月31日時点でXRPは7位、ソラナは5位です。
カルダノも9位につけており、世界的人気がうかがえます。
以上に加えて、テザーやUSDコインも、将来的に現物ETFが誕生するかもしれません。
上記2銘柄は、米ドルと価値が連動するステーブルコインです。
こうした性質の仮想通貨は、従来より相場が安定しやすいといえます。
相場の安定性があれば、ETFとしても提供しやすいでしょう。
ビットコインやイーサリアム以外にも、仮想通貨現物ETFになる銘柄が生まれそうです。
まとめ
リップル社のガーリングハウスCEOは、XRPやソラナなどについて、現物ETFの誕生の可能性を語りました。
ビットコインやイーサリアムの現物ETFが米国で承認されたため、ほかの銘柄でもETF化の可能性が考えられます。
実際にXRPやソラナなどは時価総額が高く、ETF開発の報道がいつ出てもおかしくありません。
仮想通貨現物ETFをめぐり、今後の動向が注目されます。