コインテレグラフの報道によると、リップルラボ共同創設者であるジェド・マケーレブ氏のXRP売却計画がもうすぐ終わるとのことです。
彼は計画的にXRPを売ってきましたが、ウォレットの残高が少ない状況です。
コインテレグラフは今後2~3週間以内での売却完了の可能性を指摘しています。
共同創設者による大量売却終了によって、XRP市場にも変化が起きるかもしれません。
マケーレブ氏の動向を見ていきましょう。
要点
ジェド・マケーレブ氏の最近の動向
ジェド・マケーレブ氏は、リップルラボの共同創業者の一人です。
コインテレグラフ報道によると、彼のウォレット「tacostand」は、月平均406万XRPを削減していました。
仮想通貨としてのリップルを、段階的に売っていたのです。
また6月26日以降、マケーレブ氏は流出量を734万XRPに増やしています。
XRPの売却量が増えたことで、tacostandの中身もさらに少なくなったでしょう。
コインテレグラフは、今後2~3週間以内でのウォレット枯渇の可能性を挙げています。
本当にマケーレブ氏はXRPを売り切るのでしょうか。
マケーレブ氏がXRPを売り続ける理由
マケーレブ氏がXRPを売り続けるのは、創業者として携わったリップルラボを去ったからでしょう。
創業時に彼は、XRPの配分を受けました。
しかし退社した機関が関係する仮想通貨を持ち続ける理由は、彼になかったと考えられます。
マケーレブ氏は2012年、リップルラボの創業チームに加わりました。
当時のリップルラボは「OpenCoin」という名前です。
このときほかの創業者2人とともに、一人200億XRPの配分を受けました。
しかし2014年にマケーレブ氏は退社します。
このときリップルラボの幹部との対立が報じられていました。
退社時にマケーレブ氏は、XRP総供給量の約9%を持ち帰ったのです。
退社後のマケーレブ氏は、ステラ(XLM)を立ち上げました。
ステラもリップルと同じく、安い手数料で高速決済を見込めるのが特徴です。
それからマケーレブ氏はリップルラボと、XRPのロックアップ条件に合意しました。
最初の1年間は週に売れるXRPの上限を、1万ドル(約136万円)までとしたのです。
1カ月で約544万円とされます。
ロックアップとは仮想通貨の凍結であり、決まった期間売却しないと決めることです。
当時マケーレブ氏が保有していたXRPをすべて売ると、市場価値の暴落につながるため、このような措置を受けたのでしょう。
しかし以上の取り決めも時間経過とともに緩和を受け、現在マケーレブ氏は、月に約3億円近くのXRPを売る状況です。
大量のXRP売却は価値上昇を阻んでいるととれますが、売却計画が終われば状況が変わりそうです。
マケーレブ氏の売却計画終了でXRPの価値が将来的に上昇か
マケーレブ氏の売却計画が終われば、XRPの将来的な価値上昇につながります。
大量にXRPを売る人がいなくなれば、相場が安定しやすいからです。
XRPの流通量増加に歯止めがかかれば、希少価値の上昇につながるでしょう。
数量が限られたまま、流動性が高まれば、将来的には1XRP1000円のような高値取引も期待できます。
リップルは仮想通貨の時価総額で上位にランクインしているため、価値上昇の可能性があるでしょう。
マケーレブ氏の動向に加え、将来的な相場状況の変化にも注目してください。
まとめ
リップルラボの共同創業者であるジェド・マケーレブ氏が、大量保有中のXRPを売り終えるのではないかとされます。
大量売却者がいなくなれば、XRPの希少価値上昇につながるでしょう。
リップラーにとっては注目のニュースといえます。
マケーレブ氏のXRP売却計画終了により、通貨としての将来性が高まるかもしれません。