1月31日にSBIホールディングスが、株主優待としてXRPを配布することを発表しました。
SBIホールディングスの株を持っている株主に対して、保有量によって2000円~8000円分相当のXRPが配布されるとのことです。
株主優待で仮想通貨が配布されるという前代未聞の発表に、リップルホルダーだけでなく仮想通貨ユーザーや株ユーザーからも驚きの声が挙がりました。
また、SBIホールディングスの株は一時5%以上の価格上昇を見せました。
株主にはXRPの配布
SBIホールディングスの発表によると、株主待遇としてXRPもしくはSBIホールディングス子会社の商品どちらかを選択できるようになるとのことです。
対象者及び株主待遇の詳細は下記の通りです。
①2020年3月31日時点の株主名簿における保有株式数が100株以上1,000株未満の株主、または保有株式数1,000株以上で保有期間が1年未満の株主
・仮想通貨XRPを2,000円相当
・SBIホールディングス子会社(SBIアラプロモ株式会社)が販売する下記商品約14,000円相当
上記のうちどちらかを選択できるようです。
②1年以上継続保有している株主で、なおかつ2020年3月31日時点の株主名簿における保有株式数が1,000株以上の株主
・仮想通貨XRPを8,000円相当
・SBIホールディングス子会社(SBIアラプロモ株式会社)が販売する下記商品約65,000円相当
こちらも同じくどちらかを選択できるようです。
総額を考えると商品を選んだ方がお得に思えますが、実用性を考えるとXRPを選んだ方が賢明かもしれません。
4.6%の高利回りに
SBIホールディングスの株は元々、1株につき100円の配当予定があります。
これだけでも十分高いのですが、更にXRPの配当が加わることによって、最大で約4.6%の利回りが期待できるようになりました。
4.6%の利回りは、日本株の配当利回りランキング120位相当に値するほどの高利回りです。
株ユーザーの中には、配当を目的としている人も多数存在するので、そのような層からの注目を浴びることになりました。
SBIホールディングスの株価は上昇
1月31日の発表直後からSBIホールディングスの株価は上昇し、一時は5%以上の値上がりを見せました。
仮想通貨では5%の値上がりと聞くとあまり大したことがないように思えるかもしれませんが、株の世界ではかなりの上昇になります。
このことから、仮想通貨ユーザーだけでなく、株ユーザーからも仮想通貨に対する期待が持たれているのではないかと見られます。
また、株ユーザーが仮想通貨に興味を持つきっかけにもなるので、XRP的には好材料と見ても良いでしょう。
SBIはやはりリップル推し
もともとSBIはリップルと深い関係にありましたが、今回の発表で改めてSBIがリップルを推していることが分かりました。
最近のリップルは、一時20円を割れたことから懐疑的な声も挙がっていましたが、SBIのような巨大な企業がバックについているということはかなりの強みになります。
SBIの社長である北尾吉孝氏は、2018年末にリップルは1000円を超えるという予想でリップルホルダーから大きな失笑を買ってしまいましたが、2020年になっても尚リップルに力を注いでいることから、リップルホルダーからの信頼は回復しつつあります。
まとめ
今回の記事では、SBIホールディングスが株主優待としてXRPを配布することを発表した件についてまとめました。
SBIホールディングスの株は、通常の配当とXRPを合わせると最大で約4.6%の高利回りになるので、発表直後からSBIホールディングスの株価は上昇していきました。
この影響で、株ユーザーからも大きく注目を集めることになったので、新たに仮想通貨に興味を示す投資家が増えるきっかけになったかもしれません。
最近では、仮想通貨で配当を得るステーキングサービスなども実用化されてきつつあるので、今後も仮想通貨の新たな可能性が生まれていくことでしょう。