Coinpostの24日報道によると、音楽配信大手のSpotifyが、NFT活用の新機能をテストしています。
もともとSpotifyはWeb3事業に積極的で、音楽配信とNFTの融合も自然な流れでしょう。
日本在住者はまだテスト中の機能を使えません。
しかしSpotifyの動向次第では、日本でも利用できる可能性があります。
最近の動向を見ていきましょう。
要点
Spotifyとは?
Spotifyとは定額制音楽配信サービスです。
ネット上のライブラリから音楽を再生できます。
2008年にスウェーデンでサービスが始まり、日本では2016年にリリースされました。
Spotifyにはさまざまな機能があります。
たとえば楽曲やアーティストなどの検索で、好きな曲を探せるしくみです。
お気に入りの楽曲は「マイライブラリ」に保存すれば、すぐにアクセスできます。
このようにSpotifyは、聴きたい音楽にすぐアクセスできるとして、現在も人気です。
NFT所有者向けのアクセス権をテスト
今回の報道でSpotifyは、NFT関連機能のテストがわかりました。
特定NFTの所有者を対象として、プレイリストへのアクセス権が試されています。
NFTを持っていることで、特別なプレイリストの楽曲を聴けるのです。
今回の機能は24日時点で、日本在住者が利用できません。
米国や英国、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツのAndroidユーザーが対象だからです。
しかし機能の安全性がわかり、活用機会が広がれば、日本でも将来的に使えるかもしれません。
Spotifyの新機能テストは、音楽配信とNFTの融合につながるでしょう。
またNFT新機能テストと関連して、音楽グループ「KINGSHIP」が情報を公開しています。
彼らはSpotifyに新プレイリストをローンチしました。
こちらには特定トークンを使ってアクセスできるとされます。
訳:我々、KINGSHIPはテクノロジーと音楽の最前線にいられるよう精進中です。現在、我々はSpotifyでトークンを使って聴ける最新プレイリスト開始の段階にいます。KINGSHIPキーカード(NFT)所有者のみ対象の特別版プレイリストです。
KINGSHIPは自身のプレイリストへのアクセスについて、オリジナルNFT保有を条件としています。
つまりNFTを持って、特別な楽曲群を聴けるシステムが、ある程度でき上がっている模様です。
NFT保有によって、ほかのユーザーには味わえない体験ができるでしょう。
今回のSpotifyの動向について、Twitterから以下の口コミがありました。
これまでのSporifyとWeb3の関わり
SpotifyはかねてからWeb3事業に積極的です。
2022年5月には、今回とは別のNFT技術をテストしていました。
NFTコレクションをアーティストの公式ページに置くものです。
2022年5月に試していた機能は、外部のNFTマーケットプレイスへの誘導ができる機能です。
NFTタップによって「OpenSea」などに移動可能といいます。
ここからSpotifyは、NFT分野での活躍を目指しているようです。
Spotifyの動向から、NFTの音楽市場での活用にも期待しましょう。
まとめ
Spotifyの新機能テストが話題です。
特定NFT所有者が、特別なプレイリストを聴けるしくみを開発しています。
プロジェクト参加者がその機能の一部を公開しており、今後もさらなる動きがありそうです。
このようにSpotifyは、NFT分野での活躍を目指しています。
同社次第では、音楽とNFTの融合が世界的に進むかもしれません。
Spotifyの今後の動向に注目しましょう。