米ドナルド・トランプ元大統領は、20日に行われた討論会で、ビットコインへの前向きな見解を示しました。
21日にFOX NEWSが報じています。
トランプ氏は以前、ビットコインに批判的でしたが、最近では共存可能と語るなど態度が軟化しました。
保有中と思われるウォレットには、総額4億円以上のミームコイン「TRUMP」が入っています。
トランプ氏のビットコインへの見解を見ていきましょう。
要点
トランプ氏がビットコインに前向きな見解
トランプ氏はビットコインについて、前向きに見ています。
THE BLOCKは23日報道で、トランプ氏の以下の発言をピックアップしました。
I'm seeing people wanting to pay Bitcoin, and you're seeing something that's interesting, so I can live with it one way or the other.
訳：私は人々がビットコイン決済をしたいのを見ているし、皆はそれを何やら興味深いと見ている。だからいずれにしても、ビットコインとは共存できる。
以上からトランプ氏は、ビットコインとの共存時代を悟っているようです。
実際にビットコインは、近年の経済界で存在を強めています。
2017年12月には、1BTC200万円を超え、世界的な仮想通貨ブームになりました。
そのあとも世界中で多くの店舗が、ビットコインを決済手段として採用しています。 2024年にはビットコイン現物ETFが話題になるなど、新しい金融分野として注目を受ける状況です。
このような流れからトランプ氏も、ビットコインの価値を認めたのでしょう。
Xでは以下の口コミがありました。
以前のトランプ氏はビットコインを評価していなかった
トランプ氏はかつて、ビットコインに批判的でした。
2021年の時点では、詐欺的な存在と切り捨てています。
つまり新しい金融分野に対して、受け入れない姿勢を見せていました。
トランプ氏は2024年に入り、ビットコインへの態度を軟化させています。
一方Coinpostはトランプ氏が大統領でないため、個人的な感想を話しやすくなったという一部見解も挙げました。
しかしトランプ氏は2024年の米大統領選挙へ向け、予備選挙を有利に進めています。
仮想通貨への支持姿勢は米国民へ影響を与えるでしょう。
トランプ氏の支持者により、関連市場が盛り上がるかもしれません。
一方トランプ氏はCBDCに関して、国民監視のリスクから支持しない姿勢です。
こうした背景もあり、ビットコインへの賛成的スタンスが浮き彫りになりました。
ミームトークン「TRUMP」を総額4億円以上保有か
トランプ氏が保有中と思われる仮想通貨ウォレットにも、特筆すべき動きがありました。
ブロックチェーン分析企業であるアーカム・インテリジェンスが、ウォレット内におけるミームトークン「TRUMP」の存在を明かしています。
トランプ氏のポートフォリオでは、総額約270万ドル（約4億円）のTRUMPが入っている状況です。
TRUMPは、ドナルド・トランプ氏を題材にした仮想通貨です。
トランプ氏と直接の関係はありませんが、次期大統領選に向けた投機対象として、米国内で注目されています。
トランプ氏自身も仮想通貨ウォレットを保有しており、そこで大量のTRUMPを管理中とされます。
ビットコインへの支持も、ウォレットやミームトークンの保有が背景でしょう。
以上からトランプ氏は、今後仮想通貨の支持者として、社会に影響を与えるかもしれません。
まとめ
ドナルド・トランプ氏は以前、ビットコインに批判的でした。
しかし現在は態度を軟化させており、共存可能とさえ見ています。
自身も仮想通貨ウォレットにミームコイン「TRUMP」を収めていると思われます。
以上から仮想通貨への支持は明らかです。
今後のトランプ氏の動向次第では、仮想通貨市場が大きく揺れ動くかもしれません。
