テレビ東京グループの公式発表によると、子会社である株式会社テレビ東京メディアネットが、NFT事業展開に踏み出しました。
2022年10月に、事業の第1弾としてNFTマーケットプレイス「fancity」をリリース予定です。
今回のNFT事業は、クラウドサーカス株式会社との共同展開のほか、メディアエクイティ株式会社運営のNFTマーケットプレイス「HEXA」との連携もあります。
NFTとしては、テレビアニメの場面写真や、設定画などを取り上げる予定です。
このように、日本のテレビ業界でも、NFTの活用例が見られます。
テレビ東京グループの発表の詳細を見ていきましょう。
記事の後半ではそれを踏まえ、日本のテレビ業界におけるNFT事情を見ていきます。
要点
目次
NFTマーケットプレイス「fancity」とは?
fancityとは、株式会社テレビ東京メディアネットが手がけるNFTマーケットプレイスです。
テレビアニメの場面写真や設定画などを、NFTとして取引できます。
アニメファンにとっては、新しい趣味になりそうです。
fancityではクレジット決済できれば、日本円で購入可能です。
わざわざ仮想通貨を手に入れられても、すぐに取引に参加できます。
テレビ東京は、多種多様なアニメ番組を放送しています。
子ども向けのアニメから、大人も楽しめるライトノベル原作の作品まで揃った形です。
NFT展開によって、新しいメディアミックスが見られるでしょう。
以上からfancityは、テレビ東京のアニメ部門にとって、新しい一歩です。
fancityの立ち上げについて、Twitterからは以下の口コミが寄せられました。
fancityと提携するNFTマーケットプレイス「HEXA」とは?
fancityは、NFTマーケットプレイス「HEXA」との連携で運営が進む予定です。HEXAとは日本有数のNFT市場で、メディアエクイティ株式会社が運営しています。
クレジットカード決済で、日本円によるNFTの取引が可能です。
従来のNFTマーケットプレイスは、イーサリアムのような仮想通貨がないと取引できませんでした。
その国の法定通貨で対応できる点が、HEXAの画期的なポイントです。
fancityにも、日本円決済のノウハウを伝えるのでしょう。
HEXAという強力な味方によって、fancityの発展に期待がかかります。
fancityの今後の計画
fancityでは今後、fanroomというコンテンツを展開予定です。
個人のメタバース上で、NFTを好きな場所へ飾れます。
このメタバースは、マーケットプレイスと連動する見通しです。
ほかにもfancityは、NFT保有者限定の特典やコンテンツを予定しています。
NFT購入により、さらなるイベントに加われるかもしれません。
fancityは、次世代コミュニケーションシステムの拡充も予定しています。
NFTをきっかけとしたアニメコミュニティの発展に期待しましょう。
fancityの動向によっては、アニメ業界に大きな影響を与えるかもしれません。
日本のテレビ業界でもNFT進出例がある
日本のテレビ業界では、テレビ東京子会社以外でも複数のNFT進出例があります。
たとえばテレビ朝日メディアプレックスは、2021年にNFT事業参入を表明しました。
番組の映像や静止画などがNFT化する予定です。
関西ローカル局では、サンテレビがNFTに進出しています。
2022年5月から、自社クロージング映像のNFT作品化をオークション形式で販売する形です。
サンテレビを見られる地域にとって、貴重なアイテムを手に入れられるかもしれません。
このようにテレビ業界でも、さまざまなアイデアを詰めたNFTが見られます。
まとめ
テレビ業界でもNFT進出が相次ぐなか、テレビ東京子会社もその一歩を踏み出しました。
「fancity」を開設し、アニメ関連のコンテンツを近日リリース予定です。
アニメファンにとっては、新しい楽しみになるでしょう。
このようにテレビ業界でも、今後さまざまなNFTコンテンツ展開が想定されます。
テレビ東京以外でも、全国ネットのテレビ局が活用に踏み出すかもしれません。
テレビとNFTのコラボレーションには、今後も期待がかかります。