Financial Timesの31日報道によると、世界的SNSプラットフォームのTwitterが、決済機能導入に動き出したようです。
対応ソフトウェアを開発中で、仮想通貨決済も見据えています。
機能導入に向け、米国各州へのライセンス認可申請なども進めている模様です。
これが本当なら、ついにTwitterが仮想通貨ビジネスに加わります。
以上をきっかけに、より多くの人が仮想通貨に関わるでしょう。
Twitterの仮想通貨決済導入について、以下で詳細を見ていきます。
要点
イーロン・マスク氏が決済機能を要望
今回の決済機能導入は、イーロン・マスク氏の意向とされます。
マスク氏はもともと米自動車メーカーのテスラの共同創業者兼CEOです。
2022年10月にTwitter社を買収しました。
マスク氏は買収後、法定通貨による決済対応を望んでいます。
Coinpostによると2名の情報筋がマスク氏について、将来的に仮想通貨の機能追加も見据えていると語りました。
具体的にはユーザーからクリエイターへの報酬の直接付与、Twitterからの直接的な商品購入、ユーザー同士の送金などを想定しているといいます。
今回のTwitterの動向には、さまざまな兆候がありました。
マスク氏はかねてから、Twitterへの仮想通貨導入を狙っています。
Coinpostは2022年6月、Twitterへの決済機能導入に前向きなマスク氏の見解を紹介しました。
またTwitterでは、すでに仮想通貨を部分的に利用可能です。
たとえばビットコインとイーサリアムによる投げ銭ができます。
2022年4月には金融インフラ企業「Stripe」が、Twitter上の収益を仮想通貨としてもらえる機能を公開しました。
こちらはステーブルコイン「USDC」の対応から始まっているほか、ポリゴン(MATIC)ネットワークの支援も表明しています。
このようにTwitterは、もともと仮想通貨への理解度が高いととれます。
新たな決済機能導入でも、仮想通貨が絡むでしょう。
Twitterからは以下の口コミがありました。
Twitter社は決済機能関連の手続きを始めている
Twitter社は今回の新システム開発にあたり、すでに決済機能関連の手続きを始めています。
Coinpostによると2022年11月に、送金事業の認可申請がありました。
こちらは米財務省のFinCEN(金融犯罪取締ネットワーク)のデータからわかっています。
さらにTwitter社は、米国各州へのライセンス認可申請も進めているようです。
米国内での申請計画は1年以内に終わらせる意向とされます。
さらに米国以外での認可取得も見据えているようです。
以上からTwitter社は、決済機能の本格的な運用開始に前向きです。
マスク氏の言動からも、将来的には仮想通貨決済が始まるでしょう。
独自通貨も開発中か?
Twitter社では独自通貨も開発中で、こちらも新たな決済機能に関わりそうです。
Coinpostによると、開発中の通貨は「Coin」と呼ばれます。
また1月10日には、Coinのサンプル画面のリークがありました。
リークしたのはセキュリティリサーチャーのJane Manchun Wong氏です。
しかし彼女によると、Coinが仮想通貨かどうかは不明確です。
TwitterはIT大手なので、独自通貨開発もありえるでしょう。
Coinの動向次第では、将来的な新システムに結びつくかもしれません。
まとめ
Twitterが新決済機能の開発を報じられました。
イーロン・マスク氏はこの機能について、将来的に仮想通貨の対応も見据えているようです。
以上からリリースされれば、大きなニュースになるでしょう。
今回の新機能開発では、Twitterの本気度もうかがえます。
米国各州へのライセンス認可など、さまざまな申請手続きをしているからです。
以上から将来的には、Twitterでの仮想通貨のやり取りが発展するでしょう。