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仮想通貨市場で何が起こっている?なぜアルトコインは上がらないのか

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4月から今までビットコインの上昇は顕著で盛り上がる一方、あまり話題に上らないのがアルトコインです。

現在の金融市場の動向と併せた仮想通貨市場の現状をまとめました。

要点

・デジタル・ゴールド(安全資産)としての実用性にかけるアルトコイン
ビットコインの上昇は世界経済の不透明感が要因と指摘されています。対してアルトコインはその側面を持っておらず、価格上昇には明確なユースケースが必要になるのかもしれません。

 現在は「ビットコイン独占相場」

結論からいえば現在はビットコインだけが上昇しアルトコインが低迷する「ビットコイン独占相場」となっています。

その証拠に直近で市場全体におけるビットコインの取引を示すビットコインドミナンスは70%近くまで上昇。

これはすなわち32兆円あるぜんたいの時価総額のおよそ7割はビットコインの取引で占めているということです。

ビットコインドミナンス 直近1年

ではなぜビットコインだけが上昇しているのか。

それは、ビットコインが「デジタル・ゴールド」の側面を持っているからと指摘されています。

そしてその背景にあるのが米中貿易摩擦やブレグジット、新興国の政局不安や地政学リスクといった「世界経済の不透明感」

それにより、現在は投資家たちがどこの国にも属さないビットコインへ資金を避難させているというのが今年に入って出始めた話です。

 

長期的にはプラス要因か

ではアルトコインに未来はないかというとそうではありません。

仮想通貨が認知されるには、まずは代表であるビットコインが認められなければいけないからです。

歴史的にみても、ビットコインが上昇しその後アルトコインが上昇するのは良くみられてきたパターンでした。

とにもかくにも、世界経済の不透明感により再度ビットコインが安全資産として確認できたことは、仮想通貨全体の将来にとってはポジティブな話であったでしょう。

仮想通貨投資ファンドCEO、マイク・ノボグラッツ氏などは、アルトコインにはビットコインのような「デジタル・ゴールド」の側面がないため、もっと明確なユースケースが必要になると述べています。

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同氏が指摘するように、アルトコインは今後ビットコインの認知が進む段階で、明確なユースケースを実現できれば、再び上昇してゆくチャンスが得られるかもしれません。

 

まとめ

ビットコインドミナンスは直近で70%近くまで上昇しており、いよいよ17年バブル時の数値まで接近してきました。

その背景にあるのが「世界経済の不透明感」とビットコインがもつ「デジタル・ゴールド」としての側面。

アルトコインは長らく低迷する期間が続いていますが、ビットコインの価格が上昇するのは仮想通貨市場全体にとってはポジティブな要因となるので、アルトコインが上昇するタイミングも今後を伺いたいところです。

 

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