ビットコインは、今月12日に3度目の半減期を迎えました。
その後、最初の難易度調整を終え、-6%で完了したとのことです。
目次
半減期と難易度調整
ビットコインは、マイナーと呼ばれる採掘者がマイニング(採掘)し、マイニングした事業者には報酬が与えられています。
この報酬が半減するのが半減期です。
今回の半減期は第三回目で、およそ4年に一度半減期を迎えます。
第一回目の半減期は2012年11月28日で、それまで50BTCだったマイニング報酬が半分の25BTCとなり、2016年7月9日に迎えた第二回目の半減期では、更に半分の12.5BTC、今回の半減期では6.25BTCとなりました。
この半減期があることで、ビットコインの需給バランスを調整していると言われています。
例えば、日本円であれば日本銀行が貨幣の発行量を調整しています。
これは中央集権型と言われ、中心にいる管理者があらゆる思惑で発行量を調整します。
一方、ビットコインは非中央集権型あるいは分散型のシステムとされ、中心で操作する管理者がいません。ここがビットコインの大きな特徴で、次世代の通貨として期待される根幹となっています。
半減期を設定することで、マイナー(採掘者)がビットコインをマイニング(採掘)する量やスピードを調整しており、誰かの思惑ではなくシステム的に需要と供給のバランスを取れるようにしていると考えられます。
第三回目の半減期後、初めての難易度調整を終えたわけですが、ビットコインにおける難易度調整とは、マイナー(採掘者)がビットコインをマイニング(採掘)するときの難易度を調整するということです。
ビットコインマイニング難易度の推移
ビットコインの生成速度は、およそ10分に一度になるように常に調整され、これを調整するための難易度調整はおよそ2週間に一度やってきます。
例えば、マイナーが増え、高性能の採掘マシンが導入されれば多くのビットコインが生成され、需給のバランスが崩れてしまうので、採掘難易度を上げるといった具合です。
実際に、ビットコインが登場した初期はマイナー(採掘者)の数も多くなく、マイニングに使われるマシンもそれほど高性能のマシンではありませんでした。
しかし、ビットコインが注目を集め、価格が上昇していくにつれマイニングに参加する事業者が増え、競争が激化した末、今では超高性能のマシンでないとマイニング競争で勝つことが難しくなっています。
出典:https://www.blockchain.com/charts/difficulty
このようにして、常にバランスを保つシステムが設定されているビットコインの価格は、半減期や難易度調整の度に注目されます。
今回の難易度調整による影響
12日の半減期を迎えた後、ビットコインの採掘速度を示すハッシュレートは低下していました。
通常、ハッシュレートの低下はマイニング事業者の減少等を示すため、価格に好影響を与えないと言われていますが、今回は価格が大きく下げることはありませんでした。
さらに今回の難易度調整によって、低下したハッシュレートとのバランスが取れるようにも思えることから、
今後マイニング事業者にどのような影響をもたらすのかに注目が集まっています。
著名な投資家もビットコインに期待
著書『金持ち父さん貧乏父さん』で世界的に有名な投資家ロバート・キヨサキ氏は、金や銀と並んでビットコインを購入し、強気の姿勢を示しています。
ECONOMY dying. FED incompetent. Next BAILOUT trillions in pensions. HOPE fading. Bought more gold silver Bitcoin. GOLD @$1700. Predict $3000 in 1 year. Silver @ $17. Predict $40 in 5 years. Bitcoin @$9800. Predict $75000 in 3 years. PRAY for the BEST-PREPARE for the WORST.
— therealkiyosaki (@theRealKiyosaki) May 16, 2020
https://platform.twitter.com/widgets.js
金、銀、ビットコインを追加購入した。
ビットコインの価格の目標値は、3年後に75,000ドルだ。
経済が良くなることを祈るが、最悪を想定して準備する。
ということです。
今のビットコインの価格は対ドルで9,000ドルを少し超えている辺りですから、どれほど強気でビットコインを見ているかがうかがえます。
難易度調整完了後のビットコイン
今もビットコインは大きく売られることなく推移しており、堅調な値動きです。
今後も、難易度調整や半減期には注目し、見守っていきましょう。
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