17日の仮想通貨市場はビットコイン、アルトコインともに全面安の展開に。
ビットコインに関しては11月末からのレンジ下限に近付いており、局面を迎えています。
要点
ビットコインはレンジ下限に近付き局面へ
今週の展望でもお伝えした通り、ビットコインは11月末からレンジ相場が続いており、今週ブレイクする可能性も十分にありえます。
そして、17日の仮想通貨市場はビットコインが前日比およそ3%の下落となっており、アルトも含めて全面安の展開に。
ビットコイン円 4時間足 11月末~
本稿執筆時点では75万円で推移しており、中長期で重要なサポートである73万円から74万円のサポートに接近しています。
しかし、このまま価格が下落し続けるかといえば定かではなく、レンジ内でいるうちはそんなに心配する必要はないでしょう。
ただし、74万円から73万円を割り込んでくると、次のサポートが25日つけた71万円になるため、警戒が必要になります。
引き続き材料を見据えた相場動向に注目
繰り返しにはなりますが、今回の下落に関してはレンジの範囲内であり、特段悪材料がなく下落したのでそこまで心配する必要はないでしょう。
むしろ、このレンジで反発することができれば、再度下値の堅さを確認することができるため、それだけでポジティブな材料にもなります。
また、引き続き来年へ向けての材料には注目。
特に、直近では各国規制にかんする報道が出てきているので、今週、新たな材料がでてくる可能性はまだあるでしょう。
しかし、懸念されるのは、ビットコインのボラティリティー(変動率)。
直近では、前日比で大幅に下落しましたが、12月に入ってからは値動きが小さくなってきている傾向に。
このまま取引が活性化しないまま、今回のような下落が続くとセンチメント(心理)としてはマイナスとなるので、ボラティリティーが上がってくるかも注目したいところではあります。
まとめ
ぱっとしない相場が続いている仮想通貨市場ですが、17日にビットコインは前日比でおよそ3%のマイナスとなり、仮想通貨市場は全面安の展開に。
しかし、まだレンジ下限での価格推移なので、とりあえずは73万円から74万円がサポートされるか注目となるでしょう。
今回の下落はまだそこまで心配する段階ではありませんが、直近ではボラティリティーが下がってきており、このままダラダラと価格が下落するようであれば、センチメントは悪化するので、それを踏まえた上で引き続き価格動向をおっていきたいものです。