イーサリアムのレイヤー2であるオプティミズムでも、アップグレード計画が立ち上がりました。
その名称は「Bedrock」で、同ネットワークとしては初めてです。
実施時期として3月が提案されています。
イーサリアムは同時期に次期アップグレードShanghaiを控えており、レイヤー2でも同様の動きがあれば、相場に好影響でしょう。
オプティミズムのアップグレードと、それによるイーサリアム市場への影響をまとめました。
要点
オプティミズムのアップグレード計画
オプティミズムをサポートする「Optimism Foundation」は、2日に次期アップグレード「Bedrock」の実施時期を提案しました。
それによると現地時間3月15日の9時が計画されています。
予定どおりに行けば、3月にオプティミズムの機能改善を望めます。
オプティミズムが実際にアップグレードできるかは、ネットワークでの投票次第です。
提案中の予定である3月15日の2週間前に投票が予定されています。
当サイトでも既報のように、最近ではレイヤー2自体の需要が高まる状況です。
そのため投票への関心も集まるでしょう。
イーサリアムでは3月にShanghaiアップグレードを迎える可能性があります。
しかしレイヤー2も同時期に同じ動きを見せるかもしれません。
アップグレードによるメリットは?
オプティミズムのBedrockにより、さまざまなメリットを期待できます。
ネットワークとしてのパフォーマンス向上が代表例です。
今回のアップグレードは、レイヤー2の役目を以前より果たすためでしょう。
パフォーマンス向上では、まずトランザクションコストの削減が挙げられます。
ほかにも同期速度の向上を通し、ネットワークの利便化を狙います。
さらにEVM(イーサリアム仮想マシン)の等価性アップ、モジュール性の改善、ネットワークの簡素化などが見込まれる状況です。
またBedrockでは、OP Stackの作成も見据えています。
こちらは共通規格の役目を果たすもので、将来的なマルチチェーン対応のポイントです。
今回のアップグレードでは、エンドユーザーへの実害が少ないといえます。
4時間以内に更新が終わる見通しです。
さらにアップグレード中は、入金やトランザクションの一時停止を受けるだけになります。
ユーザーの経済的リスクは少ないでしょう。
素早い作業で利便性アップを狙えるのが、オプティミズムのBedrockのメリットです。
オプティミズムのアップグレードがイーサリアム市場を後押しか
オプティミズムのBedrockは、イーサリアム市場にも味方するでしょう。
イーサリアムではShanghaiを控えており、こちらも市場での需要アップにつながりそうです。
ここにレイヤー2のアップグレードが重なれば、さらなるプラス材料になります。
オプティミズムはイーサリアムのレイヤー2ネットワークです。
別チェーンのサポート役なので、その動向はメインチェーンを使う通貨にも影響します。
つまりオプティミズムの動向が、イーサリアムの価格を動かすかもしれません。
今後イーサリアム市場を見るときは、オプティミズムのような関連銘柄のニュースも確かめましょう。
まとめ
イーサリアムに続いて、そのレイヤー2であるオプティミズムでもアップグレードが持ち上がりました。
3月15日にBedrockとしての実行が提案されています。
うまくいけばレイヤー2の機能向上になるため、イーサリアムもより便利になるかもしれません。
オプティミズムの動向次第で、イーサリアムの価格も上がりそうです。
オプティミズムはイーサリアムのブロックチェーンをサポートするので、そこの機能改善で、両方の需要増を望めます。
それぞれの動向に、これからも期待しましょう。