米ハリウッドスタジオであるワーナー・ブラザースは、20日に映画作品をもとにしたNFT販売予定を明かしました。
NFTとして販売を受けるのは映画シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』です。
これはハリウッド映画初のNFT事例であり、世界中から注目を集めるでしょう。
『ロード・オブ・ザ・リング』NFTの詳細を解説します。
要点
『ロード・オブ・ザ・リング』NFT化が決定
ワーナー・ブラザースは20日に、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のNFT化を明かしました。
NFTの世界的浸透で、映画との関わりも見られるようになりました。
ハリウッドでは初めての事例になります。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズから、2001年公開の1作目をもとにしたNFT作品が、21日にリリースされます。
主に映画本編の4Kエクステンデッド・エディションがNFT化を受ける形です。
ほかにもワーナー・ブラザースは作中のロケーションをもとに、AR(拡張現実)や画像ギャラリーなどを提供します。
『ロード・オブ・ザ・リング』NFTは、合計1万0999個を発行します。
世界中からの注文が予想されるため、希少性も考えられるでしょう。
今回の発表は、多くの映画ファンをNFT市場に引き込みそうです。
『ロード・オブ・ザ・リング』NFTの内訳は、「Mystery Edition」30ドルが1万点、残りは「Epic Edition」100ドルになります。
前者では3つのロケーションのうち、ランダムでひとつだけ見られるしくみです。
後者は3つのロケーション全てを見られ、そこにボーナス画像もついてきます。
このように映画NFTでは、作品の世界観を深く楽しめそうです。
『ロード・オブ・ザ・リング』NFTについて、Twitterからは以下の口コミが挙がっています。
発行元のワーナー・ブラザースはNFT専用Twitterアカウント開設
ワーナー・ブラザーズは今回のNFT進出を受け、専用のTwitterアカウントを開設しました。
ワーナー・ブラザースは20日に「MOVIEVERSE」提供を始めています。
『ロード・オブ・ザ・リング』NFTは、その第一弾です。
NFT用Twitterアカウント開設は、ワーナー・ブラザースのNFT領域における活動本格化を示します。
今後は『ロード・オブ・ザ・リング』以外でも、人気作品のNFT化が予想されるでしょう。
ハリウッドとNFTのコラボレーションが始まったことで、映画ファンの需要刺激が考えられます。
NFTと映画の交わりはもう始まっている
最近では、NFTと映画の交わりも話題になります。
映画業界では「NFT映画」が作られるようになりました。
非代替性トークンであるNFTをもとに映画が作られ、市場に流通する形です。
NFT映画なら独自で作品を作り、仲介業者に頼らずに公開できます。
付加価値や売り方も製作者の自由なので、新しい映画のあり方として期待です。
たとえば2021年には、『パルプ・フリクション』の未編集シーンのNFT公開が明かされました。
2022年には国内映画『カラダ探し』をもとにしたNFTが販売され、話題になっています。
このように国内外でも映画とNFTの結びつきが見られる状況です。
まとめ
映画業界でもNFT活用が広まっています。
20日には映画『ロード・オブ・ザ・リング』のNFT化が決まり、ハリウッド初の事例になりました。
発行元であるワーナー・ブラザースでは、今後も人気作品のNFT化が想定されます。
NFTをきっかけに、新しい映画の楽しみ方が広まるかもしれません。
映画とNFTのコラボレーションには、今後も期待です。