ビットコインおよび仮想通貨市場は11月末からレンジが続いていますが、多くの専門家から底をつけたとの指摘が相次いでいます。
おもしろいのは、それぞれ専門家の分析方法が異なっても時期などが一致している点です。
要点
目次
トレンド転換が迫っている!?専門家の見解まとめ!
ビットコインおよび仮想通貨市場は11月末に安値をつけて以来、レンジを形成しています。
12月に入り、来年の相場展望も多く出る中、多くの専門家はトレンド転換の可能性を指摘。
時期に関してはバラバラなものもありますが、これらの指摘を踏まえれば年明け相場は注目となるかもしれません。
著名アナリスト:アレッシオ・ラスター二氏「ライトコインの動きに注目」
ラスター二氏は直近で2018年6月、今年2月と6月にライトコインがビットコインの先行指標になっていたと指摘。
さらに、ライトコインは来月にも下降チャネルを抜け、上昇トレンドに転換、市場がそれを追随する可能性があることを指摘しています。
ラスター二氏の見解が正しければ、まずは年明けのライトコインの値動きに注目したいところです。
今年後半の相場を的中させたデイブ・ザ・ウェイブ氏「上昇トレンド転換の可能性」
今年6月、ビットコインが100万円をこえアナリストらが歓喜していた時、すでに調整を指摘していたデイブ・ザ・ウェイブ氏。
同氏がM3という経済の尺度とフィボナッチ・リトレースメントを使って分析した結果、まもなく市場は中長期的なトレンド転換をむかえる可能性があるとのことです。
18年相場を的中させたピーター・ブラント氏「ビットコインに強気のサイン」
40年以上の実績をもち、18年の暴落相場を見事的中させたピーター・ブラント氏。
同氏によれば、ビットコインは数年間におよぶトレンドラインにさしかかっており、6月からおよそ半年続いた下落トレンドが終わる可能性があるとのこと。
実際、直近でビットコインは下げ止まる展開となっているので、年明けに上昇していくか注目となるかもしれません。
仮想通貨投資ファンドCEO:ダン・モアヘッド氏「弱気サイクルは11月24日でひと段落」
仮想通貨投資ファンド、パンテラ・キャピタルCEO、ダン・モアヘッド氏は、ブラント氏同様、先月24日でおよそ半年続いた弱気サイクルが終わったことを指摘。
また、中長期的にも機関投資家や年金基金が参入してきていることから、ポジティブな見通しを立てています。
ブルームバーグ研究レポート:「ビットコインは来年に再び150万円へ」
ブルームバーグの研究レポートによれば、ビットコインは来年に再び150万円に到達する可能性があるとのこと。
同レポートではフィボナッチ・リトレースメント、ボリンジャーバンド、取引ボリュームなど複数の観点から6500ドルが重要なサポートであったと分析しています。
ブラント氏の分析ともシンクロする部分があるので、やはり現在のレンジで上昇していけるか注目となりそうです。
仮想通貨分析企業トークンインサイト「ビットコインは20年2月に95%の確率で100万越え」
仮想通貨トークンインサイトによれば、ビットコインは年明け2月に95%の確率で100万円を超えるとのこと。
この「95%p」というのは「モンテカルロ法」という乱数をつかった分析方法で導きだされた適正価格が95%の確率で100万円の価格帯を示しているとのことです。
まとめ
これらの指摘を踏まえれば、総じて年明け最初の四半期(1月~3月)は注目となりそうです。
それと同時に、ビットコインに関しては直近のレンジ下限である70万円でサポートされるか引き続き注目。
現在のレンジで底固めをすることができれば、これら指摘にもある通り、年明けの上昇期待も高まりそうです。
アルトコイン含め現在はビットコインレンジで相場が動いている状況なので、ドミナンスなどが変わりない限りは市場全体の動きとしてビットコインのレンジに注目です。