NFT(非代替性トークン)で取引できるとして話題の「Adam by GMO」。
仮想通貨取引所の「GMOコイン」を展開するGMOインターネットグループの新たなコンテンツとして注目を集めています。
このコンテンツの中身や、ユーザーができることをまとめました。
この記事を読めば、Adam by GMOの魅力がわかるでしょう。
要点
GMOが提供するNFTマーケットプレイス「Adam」。マンガやアートなどさまざまな娯楽作品が出品されており、イーサリアムでの決済ができます。
Adam by GMOとは何か
Adam by GMOは「NFTマーケットプレイス」として2021年8月31日からβ版の提供が始まっています。
NFTとは「非代替性トークン」という意味で、その一種であるイーサリアムがAdamで使用可能です。
主にマンガやアート、音楽などエンターテイメント作品が出品されています。
ユーザーはここで商品を売ったり、買ったりできるのです。
さらにAdamでは、YouTuberのようなインフルエンサーの独自コンテンツも買えます。
2021年10月18日時点では、まだ出品点数は多くありません。
しかしGMOグループの提供ということもあり、今後認知度が高まって出品数が増える可能性もあるでしょう。
YouTuberやアーティスト、クリエイターなどがファンとつながることが望まれます。
日本円とイーサリアムでの決済が可能
Adam by GMOは日本円とイーサリアムで決済可能です。
ただし出品者がどちらか片方のみでの決済を決めた場合、購入者は従わないといけません。
日本円での決済手段は銀行振込とクレジットカードです。
また購入代金は、支払い方法確定から決まった時間までに振り込まないといけません。
クレジットカードとイーサリアムは24時間以内、銀行振込は日本時間で3営業日後の15時までです。
お金の準備を整えたうえで、Adamの商品購入に向かった方がよいでしょう。
なぜイーサリアムだけでなく日本円も認められるのか
NFTではない日本円での取引が認められている要因は、イーサリアム決済時の高額なガス代です。
イーサリアムを払うとき、相手への送金時にネットワーク手数料を払わなければなりません。
ガス代として送金手数料を高く設定するほど短時間で届けられます。
しかし安いといつまでも届かないケースがあるのも悩みどころです。
ガス代を抑えるために、日本円で決済する手もあります。
イーサリアムのガス代の相場はETH Gas Stationであらかじめ調べておき、高そうだったら日本円での決済を選びましょう。
Adam by GMOには有名人も参入
Adam by GMOでは、すでに複数の有名人も参入しています。
漫画家の東村アキコとYouTuberのヒカルです。
東村はこれまで『主に泣いてます』『海月姫(くらげひめ』(いずれも講談社)など、数々の漫画をヒットさせてきました。
上記2作品は映像化もされるなど、漫画家としての影響力は高いといえます。
2021年10月18日時点では、描き下ろしイラストを多数出品中です。
ヒカルはYouTuberで、2021年10月18日時点ではYouTubeメインチャンネル登録者数は458万人になりました。
彼は独特な実験動画を得意としています。
たとえば夏祭りの屋台の実態を明かすためくじをすべて買ったり、タピオカ店の行列客全員におごったりするなどです。
宮迫博之やカジサックなど、他の著名人とのコラボレーション動画も積極的に公開しています。
Adamでは「YouTuberヒカルスペシャルコンテンツストア」というストア名で商品を展開中です。
2021年10月18日時点では、これまでの動画の全サムネイルを組み合わせたアートや、祭りくじの動画が出品されています。
機会があれば、Adamにおける有名人の作品に触れてみるのもよいでしょう。
まとめ
Adam by GMOは、GMOグループが提供する仮想通貨決済によるマーケットプレイスです。
商品を買うだけでなく、出品にもチャレンジできます。
何よりもイーサリアムで決済できるというのが新しいでしょう。
仮想通貨を通じてクリエイターやインフルエンサーがファンと交流できるのは、新しいエンターテイメントの形として社会に浸透するかもしれません。
今後のAdamの動向に期待しましょう。